ファシリテーションの苦手克服|福祉実践で得た「利他力」活用のコツ

こんにちは、森山です。
今回の記事は

ファシリテーションが苦手すぎて、胃がキリキリ・モヤモヤする。

どうやったら上手にファシリテーションできるのだろう。
そんな悩み・想いをお持ちの方にお伝えしたい内容となっています。

今回の記事では、
ファシリテーションの苦手意識を消すために必要な考え方と、ファシリテーション上手になるヒント
について触れていきます。
今回の内容を押さえていただくことで、
- たくさんの人の力を合わせて、建設的な議論を前に進めることができる。
- 異なる意見があることが、その場の豊かさになる状態を作ることができる。
このような状態になります。
信頼を基盤としてつながるメンバーの力を持ち寄り、問題を解決に導き、理想とする未来に近づく状態を作りたい。
でも、ファシリテーションが苦手すぎて、苦しい。
そんな状態は
「力が入りすぎている可能性」
があります。
今回お伝えするのは、「どんな方でも学び、体得できる内容」です。
ぜひ、関心がある方は最後まで読んでいただけると嬉しいです。
Contents
ファシリテーションが苦手な社会福祉士・対人援助職へ

「ファシリテーションが苦手です」
そう感じている方は、少なくないと思います。
- 会議をうまく進めなければいけない。
- 参加者全員に満足してもらわなければいけない。
- 話が脱線しないように、自分がコントロールしなければいけない。
そんなふうに思えば思うほど、ファシリテーションの現場には固い空気が張り詰めがちです。
ファシリテーターだけが頑張ればいいのか?
けれど、本来のファシリテーションは、ファシリテーターひとりが頑張るものではありません。
むしろ、自分だけが頑張ろうとするほど、場は硬くなります。
無理にコントロールしようとするほど、参加者は受け身になり、自由な意見が出にくくなることもあります。
場を支配するファシリテーションは手放してもOK
ファシリテーションで大切なのは、場を支配することではありません。
参加者の力を借りながら、場がよい方向へ進むように支えることです。
ファシリテーションは「最終イメージの共有」から

まず、そもそも論ですが、会議やミーティングを始める前に、行うべきことがあります。
それは、
「この時間が終わった時、どうなっていたらいいのか」
ということです。
議題を定め共有。異論がないか確認
まず、今日話し合うべき内容と、決定すべき事項を整理し、共有します。
会議ですから、ここで決まったことを元に、それぞれが動き、また次回の会議で報告する。
この決定内容や主な意見は議事録にまとめて共有することが基本です。
自分で決めるなら1人でやればいい。会議はみんなで行う
会議は、みんなで行うものです。
一つの知識。共有する問題。
それを乗り越える方策などについて、みんなで意見を出し合い、自分たちにできることを持ち寄ります。
多様な考え方を豊かさに変えるためのファシリテーション
これまでは「上のいうことに従うこと」「言われたとおり正確に、そして早く物事を処理すること」が大事とされてきたかもしれません。ただ、今は違います。
「多様な意見」を「価値」に変え、「豊かさ」に変えること。
これが大事な時代になったからこそ、ファシリテーションが重要となるのです。
意思決定に向けて多様な意見・アイデアと力を結集する
お互いの考えの違いを理解できている。
その中で「〇〇を共有する」「〇〇に関する承認・非承認を決める」など、会議のゴールを最初に定めておくことが大切です。
そして、そのゴールはファシリテーターだけが握っておくのではなく、参加者とも共有します。
情報は開き、共有して進める
「今日は、最終的にここまで整理できたらよいと思っています」
「この時間では、全員の意見を一度出すことを大切にしたいです」
「結論を急ぐより、まず状況を共有する時間にしたいです」
このように最初に共有しておくだけで、場の安心感は変わります。
参加者も「何を求められているのか」がわかるため、発言しやすくなります。
ファシリテーターは場の責任を全部背負わなくていい

ではここで、話の方向性を変えてみます。
ファシリテーションが苦手になる理由はなんでしょうか?
頑張っているのにうまくいかない→自然体でうまくいく
大きな理由のひとつは、「全部自分が何とかしなければ」と思ってしまうことです。
けれど、場はファシリテーターだけでつくるものではありません。
- 参加者の発言
- 沈黙
- うなずき
- 違和感
- 問いかけ
- 表情
それらすべてが、場をつくっています。
正しさだけを追い求めない。力を発揮できる環境を整える
だからこそ、ファシリテーターの役割は、すべてを正しく導くことではありません。
その場の目的に向かって、参加者の力が出やすくなるように支えることです。
「自分が正解を出す」のではなく、「みんなが考えやすい状態をつくる」。
この意識に切り替えるだけで、ファシリテーションへの苦手意識は少し軽くなります。
基本は参加者の発言量を揃えること

具体的な技術はいろいろありますが、まず意識したい基本があります。
それは、参加者の発言量をなるべく揃えることです。
発言量を揃えることで心理的安全性はグンと高まる
会議では、よく話す人が場をリードし、あまり話さない人の意見が埋もれてしまうことがあります。
もちろん、たくさん話す人が悪いわけではありません。
ただ、その状態が続くと、場の中に「言う人」と「聞く人」の役割が固定されてしまいます。
すると、意見の多様性が失われやすくなります。
ファシリテーターの腕の見せ所は全体の観察力・俯瞰力
ファシリテーターは、そこで少しだけ場を整えます。
- 「まだ話していない方の意見も聞いてみたいです」
- 「ここで一度、皆さんから一言ずつ聞いてみましょう」
- 「今の話を聞いて、違う視点や補足はありますか」
このように声をかけることで、発言の偏りをゆるめることができます。
「私も意見を言っていいんだ」「流されなくてもいいんだ」
「発言量が揃ってくると、心理的安全性も生まれやすくなります。
心理的安全性という言葉は、単に「仲良し」「安心感がある」ということだけではありません。
チームの中で、自分の意見や感情、疑問、失敗の報告を「誰から拒絶されたり、罰せられたりする心配がない」と安心して発言・行動できる状態のことです。
- 「自分も話していいんだ」
- 「意見が違っても大丈夫そうだ」
- 「一部の人だけで決まる場ではないんだ」
参加者がそう感じられると、会議は少しずつ建設的になっていきます。
コントロールではなく「信頼」するファシリテートを!

ここまでみてきてお気づきかもしれませんが、ファシリテーションで大切なのは、場を思い通りに動かすことではありません。
むしろ、参加者の中にある知恵や経験、違和感や願いを信頼することです。
それぞれの力を引き出し調整する役割
ファシリテーターは、その力が出やすくなるように、目的を示し、流れを整え、必要に応じて問いを置く。
それだけでも、場は変わります。
うまく話せなくても大丈夫です。
完璧にまとめられなくても大丈夫です。
すべてを自分で背負わなくても大丈夫です。
ファシリテーションは、ひとりで頑張る技術ではありません。
みんなの力を借りながら、場の可能性をひらいていく実践です。
苦手だからこそ頼る力を!他力と利他力
ここまでみてきたように、苦手意識を消す第一歩は、「自分が何とかする」から、「みんなで場をつくる」へと意識を変えること。
つまり、他者の力を借りながら、他者と調和・共同して自分の利益と他者の利益、つまり私たちの利益を作っていくことです。
そのうえで、自分はファシリテーターとしての役割に専念する。
それが、無理なくファシリテーションを進めるための大切なコツですよ!
本記事のまとめ|他者を巻き込むファシリテーション力
ここまでみてきたように、ファシリテーションへの苦手意識をやわらげる第一歩は、「自分が何とかしなければ」と背負いすぎないことは大事です。
みんなで頑張る!孤立しないで信頼でつながる
ファシリテーションは、ファシリテーターひとりが頑張るものではありません。
会議やミーティングが終わる時に「どうなっていたいか」を定め、参加者と共有すること。
そして、場を無理にコントロールするのではなく、参加者の力が出やすくなるように支えること。
発言の機会と発言量を調整しよう
そのための基本として、まずは参加者の発言量をなるべく揃えることを意識してみてください。
発言の偏りが少なくなると、心理的安全性が生まれやすくなります。
そして、多様な意見が出やすくなり、建設的な話し合いにつながりやすくなります。
苦手でいい。力を借りることが大事
苦手だからこそ、ひとりで抱え込まない。
苦手だからこそ、他力を借りる。
そして、みんなにとってよい場をつくる利他力へとつなげていく。
それが、無理なくファシリテーションを進めるための大切なコツです。
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あなたらしいファシリテーションは、「うまくやらなければ」ではなく、「みんなと一緒につくっていく」ことから始まります。
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