助けを求めるのが苦手なあなたへ|リッチモンドから学ぶソーシャルワークという希望

こんにちは、森山です。

今回の記事は

職場でも家庭でも、結局色々背負いすぎて疲れちゃう。

人間関係の構築になんとなく苦手意識がある。

そんな悩み・想いをお持ちの方にお伝えしたい内容となっています。

このブログでは、コーチングやソーシャルワークの理論などを基盤にお伝えしています。

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今回の記事では、

ソーシャルワークの原点

について触れていきます。

今回の内容を押さえていただくことで、

  • 自分らしさを保ち、自宅でも地域でも職場でも居心地のいい状態をキープできる
  • 今頼れる人が1人もいなかったとしても、助け合い、支え合い、高め合う関係を実感できる状況を作ることができる

このような状態になります。

誰にも迷惑をかけたくない

そう思って、一人で抱え込んでいませんか?

  • 「これくらい、自分で何とかしないと。」
  • 「相談するほどのことじゃない。」
  • 「もっと大変な人がいるんだから。」

そんなふうに、自分に言い聞かせたことはありませんか。

私のところに相談に来られる方の中にも、とても優しくて、責任感が強く、人のために頑張れる人ほど、「助けて」と言うことが苦手な方が少なくありません。

  • 医療や福祉、教育の仕事をされている方。
  • 子育てや介護を頑張っている方。
  • 地域活動に一生懸命取り組んでいる方。

誰かを支える側にいる人ほど、自分のことは後回しにしてしまうことがあります。

でも、本当にそれでいいのでしょうか。

今日は、

100年以上前に一人の女性が私たちに残してくれた、とても大切な考え方

を紹介したいと思います。

あなたが弱いから苦しいのではありません

メアリー・リッチモンドという女性をご存じでしょうか。

現代ソーシャルワークの基礎を築いた人物として知られています。

当時の社会情勢について

彼女が生きた時代にも、貧しさや孤立、生きづらさを抱える人はたくさんいました。

当時は、「努力が足りないからだ」「本人の責任だ」と考えられることも少なくありませんでした。

しかし、リッチモンドはそう考えなかったんですね。

「その人だけを見ていては、本当のことは分からない。」

そう語ったのです。

また、「援助は単なる慈善ではなく、科学的で計画的な営みである」という考えを広めました。そして実際、調査・検討・社会的困難の明確化を「社会的診断」と名付け、個別援助技術を「科学的な方法」で理論化・体系化しようとしたのです。

ソーシャルワークが考える「人を取り巻く環境」のこと

私たち一人ひとりの人間は、

  • 家庭のこと。
  • 仕事のこと。
  • 地域とのつながり。
  • 健康のこと。
  • 経済的なこと。
  • 社会の制度。

こうしたさまざまな環境の中で暮らしています。

だから、苦しさにも必ず背景があります。

もし今、あなたが苦しいと感じているなら。

それは、あなたが弱いからではなく、あなたを取り巻く環境も一緒に見つめる必要があるのかもしれません。

「助けを求めること」は弱さではありません

私はソーシャルワーカーとして、多くの方と出会ってきました。

その中で感じるのは、本当に苦しい人ほど、「大丈夫です」と言うことが多いということです。

優しくて一生懸命な方が追い込まれてしまう

迷惑をかけたくない。

期待に応えたい。

頑張るのが当たり前。

そんな思いが、自分自身を追い込んでしまうことがあります。

支え合いましょう。助け合いましょう。

でも、少し考えてみてください。

あなたが大切な友人から「実は最近つらいんだ」と打ち明けられたら、「自分で何とかしなさい」と突き放すでしょうか。

きっと違うはずです。

  • 「話してくれてありがとう。」
  • 「一緒に考えよう。」

そう声をかけるのではないでしょうか。

まずは自分自身に優しさを向けてあげること

それなら、自分自身にも同じ優しさを向けてもいいのではないでしょうか。

助けを求めることは、誰かに依存することではありません。

一人では見えなくなっている景色を、一緒に見てもらうことです。

私が「まちあいの森」を続けている理由

私は地元、大阪府豊中市で「まちあいの森」という小さな場を開いています。

本があり、人が集まり、ゆっくり話ができる場所です。

https://well-being-lab.notion.site

相談や応援…その前に安心と居場所を

まちあいの森は、「福祉事業所」「相談員が常駐する場所」というような場ではありません。

「頑張れ」と励ます場所でもありません。

ただ、本を読んだり、コーヒーを飲んだり、誰かと話したりする中で、「少し気持ちが軽くなった」と感じてもらえる場所でありたいと思っています。

安心の上に自分らしい挑戦が生まれる

なぜこのような場を作っているかというと、人には安心できる場が必要だと考えているからです。

安心できる場所があって初めて、自分の気持ちに気づけることがあると、私の実感から思うんです。

「助けて」と言葉にする前に、「ここなら少し話してみようかな」と思える場所があること。

私は、それもソーシャルワークの大切な役割だと考えています。

一人で頑張ることだけが正解ではありません

社会には、「自立することは、一人で何でもできること」という空気が、まだ少し残っているように感じます。

でも、本当の自立とは何でしょうか。

「自立」とは全てを1人でやることか?

私は、「必要なときに必要な人や制度、地域とつながれること」も、自立の一つの姿だと思っています。

  • 困ったときに相談できる人がいる。
  • 安心して立ち寄れる場所がある。
  • 「一緒に考えよう」と言ってくれる人がいる。

このような「つながり」の重要性は、昨今見直されてきていますよね。

優しいつながりと豊かな場を作る

そんなつながりがあるからこそ、人はまた前を向いて歩き始めることができます。

それは決して特別なことではありません。

私たちはもともと、支え合いながら生きる存在だからです。

あなたは一人で抱え込まなくていい

この記事を読んでくださっている方の中には、「まだ自分は相談するほどではない」と思っている方もいらっしゃるかもしれません。

でも、もし少しでも心が疲れているなら。

もし、「誰にも迷惑をかけたくない」と思い続けて苦しくなっているなら。

どうか覚えていてください。

あなたは、一人で抱え込まなくていい。

あなたの苦しさには理由があります。

そして、その理由を一緒に整理し、これからを一緒に考えてくれる人や場所は、きっとあります。

ソーシャルワークとは、困っている人を一方的に助けることではありません。

「一人で頑張らなくてもいい社会」を、人と人との関係の中から少しずつ育てていく営みです。

もしこの記事が、誰かに「少し話してみようかな」と思う小さなきっかけになれば、それほど嬉しいことはありません。

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