コミュニケーション能力が高いソーシャルワーカーになる超簡単な「絞り方」

こんにちは!

社会福祉士・パーソナルコーチの森山です!

今回は、
コミュニケーション能力が高いソーシャルワーカーになる
超簡単な「絞り方」

というテーマでお届けします!

今回の内容を押さえていただくことで、

人と話す時に緊張してしまう
相談援助スキルに自信がない

「私ってこの仕事向いているのかなぁ」というように、
コミュニケーション能力について
悩んでおられた
としても、

職場の同僚や上司から
頼りにされるソーシャルワーカーへと
一気に成長することができます。

クライエントからの信頼を集め、
人生の質を高めるような実践ができるようになるので、
あなたの言葉に沢山の人が勇気づけられ

相談開始時は失意の底にいたクライエントから
感謝の言葉をかけてもらえるような
コミュニケーションができるようになります。

「ソーシャルワーカーなら
コミュニケーション能力が高くて当然」と
周りにいる多くの人は
思っている人もいるかもしれませんが、
ソーシャルワーカーも人間です

相手によっては
うまくコミニケーションが図れないということも
あって当たり前ですよね?

ソーシャルワーカーにとって
コミュニケーションは
業務をこなす上での武器になりますし、

コミュニケーション能力が
あなたやクライエントの人生の質を
大きく左右する
ともいえます。

ぜひ
今回の内容を最後までご覧いただき、
和やかなコミュニケーションで

笑顔あふれる
豊かな関係性を構築
していただければと思います。

「絞り方」を身につければポイントを外さない!

まず結論からお伝えすると、

コミュニケーション能力を高めるためには、
「ポイントを絞る」ことが

とても重要なんです!

なぜかというと、
コミュニケーションが上手くいかない理由の多くは、
相手と交換する情報の中で
お互いが伝えたいと思っている
大切なポイントを外してしまう
からなんです。

具体的には、

あなたが伝えている情報を
相手はしっかりキャッチしてくれていない

そして、

相手が伝えてくれていることを
あなたがしっかりと理解していない

このような状況なのにも関わらず
コミュニケーションを継続してしまう

結果的に、
誤解が誤解を生み
コミュニケーションが
うまくいかなくなってしまう
んです

つまり
コミニケーション能力を
高めようと思えば、

聴く時も、伝える時も、

何がポイントなのだろうかと考えて
整理しながら1つ1つ絞る意識で
コミニケーションを図る
こと…

この考え方が大切なんです!

複数の情報に溺れて「絞れない」

ポイントを絞ることで
コミュニケーション能力が高まる理由について
もう少し詳しく見ていきましょう!

たまに、
ポイントを絞らないまま、
相談や会議を行ってしまい、
「結論が出ない」「方向性が決まらない」という状態を
繰り返してしまう人がいますが、

一度にたくさんのポイントを
伝えあおうとすると、
情報が複雑に絡んで
処理できなくなってしまうというリスク
があることを
理解しておかなければなりません。

コミュニケーションをとっているようで
お互いの言葉の意味や意図、
そしてその真意について
把握できていない
ままで

「わかったつもり」のまま
コミュニケーションを重ねることが
常態化しているケースもあるようです。

そして
最終的に「わかりあえない」と
結論づけてしまうのは
とても残念ですよね…(-_-;)

一方で、
コミニケーション能力の高い人は

話し合うべきテーマを
1
つに絞り
それを見失うことはありません。

会議やグループワークの中で
一人ひとりの発言の意図
慎重に聞き取ります。

もちろんこれは
相談援助面接の場面でも同じです。

相手の意図が図りきれなかった場合は
それをうやむやにするのではなく
明確にするために
効果的な質問を投げかけます。

コミュニケーションに苦手意識のある人は、
相手が伝えてくれていることが理解できなかった時に、

「もう少し詳しくお聞かせいただけますか?」
というように、

話の内容を詳しく尋ねることそのものが
なんとなく失礼だと感じてしまうこともあるようです。

ただ私としては、
特に相談援助面接の場面などでは
相手の話を理解できないことが
失礼なのではなく、

理解したつもりになって
コミュニケーションを進めてしまうことの方が
失礼にあたる
ことも多いのではないかと思うんです

これらのことから
コミュニケーション能力が高い人は、
決して焦ってお互いの意図を
伝え合おうとするのではなく、


丁寧にコミュニケーションを取る中で、
意図を伝えあい、
建設的な意思決定に
取り組んでいる
ということなんです。

9割を捨てて徹底的に「絞る」こと!

そこで
丁寧にお互いの意図を伝え合うような
コミュニケーションを図りたいところなんですが
ポイントを絞るといっても
どのように 絞ればいいか
ということが

なかなか分かりづらいこともあるでしょう。

そこで私は、
「話の9割を切り捨てる」 という事が
とても大切だと考えています。

なぜかというと、
とくにソーシャルワーカーに求められるような
人生に深く寄り添う
相談援助などでのコミュニケーションでは、

緊急度が高い介入ポイント
重要性と介入効果が高いポイント
いかに見極められるかが超大切
になるからです。

たとえば、
クライエントが
困りごとを抱えて相談に訪れた時に

ソーシャルワーカーとして
どこから手をつけていいかわからないという状態を
想像してみます。

イメージしやすいように、
私が実際に体験したケースを
プライバシーに配慮する形で修正を加えてお伝えします。

私が業務の中で、
軽度の知的障害がある
40
代女性(Aさん)のサポートをしていた時の話です。

Aさんは元夫から
DV
を受けていた経緯があり

離婚後、
13
歳の男の子と10歳の女の子と
生活保護を受給しながら
アパートに暮らしていました。

13歳の男の子には知的障害があり
特別支援学校に通っていて、
10
歳の女の子は小学校に通っていますが、
不登校になり、
家から出られないような状況が続いていました。

さらに近所に住むAさんの父親が
体調崩し入院を余儀なくされ
A
さんはお見舞いや病院との連絡・調整にも
動いている状態とのことでした。

詳細はもっと複雑だったのですが、
A
さんからこのような話を聞かせていただいた時に、
ソーシャルワーカーとして
介入すべきポイントは
たくさんあると感じました。

その時に
私の方からAさんに
たくさんの情報を伝えたり、

10歳の娘さんの件は
A
さんとしてはどう思われていますか?」

「 お父様のことについて、
A
さんとしては
何に困っていると感じますか?」

「経済的なことに関してはいかがですか?」

というように、
Aさんに対して複数のポイントで
一気に情報を引き出そうとすると、
コミュニケーションがうまくいかない

その時の私は判断しました。

実際問題として
A
さんを取り巻く環境について
他職種が連携する事は必要だと感じましたが


まず私ができることとして
A
さんが背負ってきた不安や
心身の疲労の蓄積について受け止め、

お話してくださったことに
感謝を伝え、

「市役所や学校、病院等それぞれに、
Aさんご家族をサポートしてくれる人がいます。

周りの人を頼って肩の荷をおろすことも
必要ではないですか?」

と提案しました。

Aさんのケースのように
複雑な生活課題が
家族内で絡み合っているような場合は
1
つの変化がきっかけで
家族全体が変化してくる
こともあります。

そのような視点を持ちつつ、
コミュニケーションを取る時に
少し混乱しているクライエントに対して

何を聞き、何を伝えるかということを考えて
解決の糸口となるようなポイントを探すことが
重要
だと私は考えています。

つまり、

コミュニケーション能力が高い人と言うのは
置かれいる状況の全体像を把握し
重要なポイントを見極めて情報を伝え合います。

限られた時間の中で
たくさんの情報を詰め込めば良いかと言うと
そうではない
んですね!

そういう意味で
本当に大切な1割のポイントを見つけるために
9
割の情報を一旦切り離してしまうくらいの気持ちが
大切
なんです!

絞って見極めていい関係をつくる!

ここまで
具体的なケースを紹介しながら

「ポイントを絞る」ということについて
お伝えしてきました!

これは
同僚との会話や
夫婦や恋人でのコニュニケーション、

子どもに対する接し方等についても
同じようなことが言えるかと思っています。

一つ一つ丁寧にコミュニケーションをとりながら
何が言いたいかというポイントを掴むことに徹する

逆にに裁こうとすると
とても難易度が高くて失敗に終わってしまう

9割を捨てるくらいの気持ちで、
コミュニケーションを図りながら、

「一番大切な1割の意図については
絶対に伝え合うんだ」
と言うことを意識し、

コツが掴めてきた頃には、
コミュニケーションが円滑に進むようになっているはずです!

またコミュんケーションにおいて、
「共感する」というのはとても大切なんですが
浅いレベルの共感は
相手を不快
にすることもあります。

私が中学校の時に、
失恋した友人に対して、

「わかるわ!つらいよな」と伝えたときに

「お前なんかに俺の気持ちがわかるか!」と言われて
腹がたってしまったことを思い出します(笑)

本当に友人の気持ちに共感し、
その友人が私に対してどうしてほしいか

そのポイントについて把握できていたら、
友人を怒らせることもなかったでしょうし、
私が腹をたてることなんてないはずですもんね?

そういった意味で、
何を伝え、何を聴き、
何に共感するのか

その1割のポイントを見極める能力
磨きをかけるようにしてみて下さい!

これを意識するだけで
今までコミュニケーションにかかっていた時間の
半分以下の時間

数倍価値の高い
充実したやりとり
ができ、

仕事がサクサク進み
クライアントからも
「〇〇さんはよく話を聞いてくれる!」

という声をかけてもらえるようになります!

ぜひ今回の内容を参考にしていただき、
今後の業務やプライベートも含めて
すべてのコミュニケーションにお役立て下さい!

それでは
今回お伝えする内容は以上です。

最後までご覧いただき
ありがとうございました!