ソーシャルワーカーが独立・起業してお金のトラブルをゼロにするコツ
ソーシャルワーカー・コーチ・ひとり起業家サポーターの森山です。
今回は起業家・フリーランスとしてお金のトラブルをゼロにするコツをお伝えします。
私はソーシャルワーカーとして一人で起業し、「ビジネス活動」「社会貢献性の高い事業」「まちづくり」「福祉・ソーシャルワーク実践」などをしています。
その中で重要だと感じるのが「お金の管理」なんですね。
起業したいなぁという思いはあるんですが、お金に関しては不安も大きいです。
そうですよね…。
お金という側面で言うと「どうやってお金を稼ごうか」と言うことももちろん大事なんですが「管理」や「バランス意識」も重要で、そこには「知識」や「経験によるコツ」なども大事になってくるんですね。
そこで、今回の内容を押さえていただくことで、
- お金の管理の基本を学びとり、「気づけば経済的に追い込まれて大ピンチ!」という状態を未然に避けることができる
- 経済的に追い込まれることで、心理的にも余裕がなくなり、クライエントさんに集中してサービス提供できなくなったり、トラブルが多発するような状態を避けることができる
- 今後10年・20年先もお金に関して大きなトラブルに巻き込まれることなく、自分らしくクライエントに価値提供する中で社会的な役割を果たし、信頼を獲得できるような事業経営を安定して行える
このような状態になれるコツをぎゅっと凝縮してお伝えします!
これから起業を考えている人も、独立を視野に入れて活動している人も、ぜひ最後までチェックしていただければと思います。
はい!楽しみです!
Contents
ソーシャルワーカー・起業家の収支の管理方法
今回のテーマは、「お金の管理の重要性」と「実際に管理する上でのコツ」がお伝えしたい内容なんですが、まずは難しいことは抜きにしてシンプルに考えることが大事だと思っています。
基本的な考えとしては「支出を抑えて収入を高めることと、ストックしておくお金や資産をしっかり把握する」ということに徹します。
これが基本であり、事業としてはひとまず「これさえできていれば大丈夫」と言えます。
もう少し噛み砕いていうと
- 出ていくお金を減らす
- 入ってくるお金を増やす
- 預金を一定確保し管理する
- 資産(お金に変わるもの)を構築する
このようなことを意識して、現状を把握するのが第一歩です。
起業家のお金管理は現状把握→予測→計画
そしてこれからの「予測」と合わせて「計画」に落とし込みます。
すると、いきなり経済的に追い込まれたり、気づけば手元にお金が全くない状態になるようなことはありません。
もうすでに結構難易度高いんですけど…
そうかもしれませんね…。
でも家計に置き換えるとわかりやすいですよ!
家計について考える感覚でシンプルに考えてみる
「家賃」などの固定費や「食費」などは「支出」です。
「収入」は雇われて働いている場合は大体一定かと思うんですね。
ただ、起業家の場合は変動することも多いんです。
また、「ストック」は預貯金で、「資産」は「株」「投資信託」などの金融商品のようにお金に変わる価値のあるものと考えてください。
「所有している賃貸物件がある」という方はその物件も「資産」ですね。
これらの「現状」を把握することから始めて、管理していきます。
この把握や管理ができないと「支出が収入を上回っている状態が続き、預貯金をどんどん食い潰して、資産に変わるようなものも全然なくて大ピンチ!」と言う状態になるんですね。
そりゃ怖いですね…
そうなんです。
お金の管理をすること自体が「お金を生み出す」というわけではありません。
サービスを提供することとか、資産を構築していくことの重要性はご理解いただきやすいんですが、「お金の管理の重要性」はなかなかご理解いただけないんですね…。
ただ、この「怖い状態」を避けるためにも管理は必須です。
ほんとですね!
はい。
またお金で追い込まれると精神的にも余裕がなくなり、ミスを連発したり大きなトラブルを抱えてしまうことにもなります。
できるだけ早く対策を打つ意味でも、お金に関する計画的な思考のもと、行動するようにしていただければと思います。
この辺りはお金に関する基本的な知識を学ぶことから始める必要があるケースもありますが、できることから少しずつ始めていきましょう!
起業してから学んだ学校では習わないお金の話
今では私も「起業」をして少しはお金に関する知識も得て、管理をしながら事業を展開することができています。
ただ実は私は恥ずかしながらお金に関してしっかりと学んだのは起業してからなんですね。
日本の学校教育ではお金に関することについてしっかりと学んだ記憶はありません。
私もです!
そうですよね?
お金に関する基本的なことや制度・仕組みなどについても起業してから知ったことは多いです。
最初は「お金に関して学ぶこと」は心理的な抵抗を感じたり、面倒に感じることも多いですが、慣れてくると自然に管理する力が身に付きますよ!
起業家は税金・社会保険料などに関する知識も必要
事業を安定的に継続する上での「お金の管理」も重要ですが、納めるべき税金に関する知識や保険料に関する知識も重要です。
実話私…よくわかっていないことも多いです…
複雑な仕組みがいくつも絡み合っていますもんね…。
まずは基本的なことから少しずつ学んでいって、税金や保険料など自分や事業に関わるところから中心に学びを深めていくといいかと思います。
実際の仕組みについては、雇われて働いていると手続きが不要なことも多く、保険料に至っては雇用主が一部負担してくれるものもあります。
だからこそ普段あまり意識しないことも多いかと思うんですが、知っておいて損はないですね…。
起業家は自分でやるべきことが多く、起業したことをきっかけにお金に関する知識を身につけられたのは私にとってもいい経験でした。
ポジティブ思考ですね!
(笑)
そうはいっても、起業家は税金の手続きや社会保険料の支払いも負担ですし、個人的な感想になりますが税金・保険料の仕組みは起業家やフリーランスにとっては結構不利に働くことが多いように感じます。
そのあたりもしっかり考慮して、収支の管理に加えて税金や社会保険についても知識を身につけることは大事です。
また、知識を身につければ適切な手段を講じて節税することもできますよ!
ソーシャルワーカー・起業家のクライエントとの金銭トラブルの回避
次にクライエントとの関係についてみていきます。
私は起業家として事業展開するときに「クライエントとの関係」については信頼こそが大事だと考えています。
そこで、クライエントとのお金のやり取りも高い意識を持って取り組むことが重要だと思っているんですね。
ソーシャルワーカー・起業家はクライエントとの信頼関係こそ重要
起業家として考えることは、強固な信頼に基づいて「クライエントに価値を届ける」ということに徹することだと思っています。
その価値がしっかりクライエントに届くからこそ、「クライエントから対価を得る」ことができます。
つまり、「提供する価値(サービス)」と「受け取る価値(お金)」を交換していくのがビジネスの基本的な構図です。
起業家として契約を大事にすること
クライエントとの間に「信頼」が構築できていなかったり、築き上げた信頼が崩れるとサービス提供に支障が出ます。
また、クライエントとの金銭トラブルは絶対に避けたいところで、関係性が悪化するとサービス提供どころではなくなります。
トラブルを回避するためには、契約書の作成や料金設定の明確化が非常にシンプルですが重要なんです。
契約に基づいてあなたが責任をもってサービスを提供し、クライエントも責任を持ってあなたに対価を払います。
そのような内容の契約を、当然のことですが双方が合意して納得した上で交わされることが大事です。
こんなことをあえて伝える必要はないでしょうが、間違っても「無理やり契約を交わす」とか「騙すように契約してしまう」ということはしないでくださいね!
契約内容は双方しっかり確認すること
契約の内容(「サービスの内容」「サービスの回数」「サービス料金」など)は双方しっかり確認した上で交わすことが大事です。
内容に見解の違いなどがあると高い確率でトラブルになります。
ただこの「契約」に関しては慣れないうちは手こずることも多いかと思います。
またさらによくあるのが、起業してサービス提供もしてから「クライエントからお金を取るのが悪い気がする」といって正当な対価を請求できないケースです。
私も「クライエントさんからの相談」を受けたときに、良かれと思って使いでサービス提供をしていたのですが、それがトラブルに発展しそうになったこともあります。
良かれと思ってやったことであったとしても、個人的に振り返ると良くなかったと反省しています。
契約内容が曖昧になると、クライエントが責任を果たしてくれなくなり、お金を払ってくれなかったり当たり前のように契約外のサービスを要求されることもあるかもしれません。
そうなれば、あなたの事業が安定的に展開し続けられなくなります。
このような曖昧な契約に基づく価値交換は、クライエントとの関係も悪化しやすいです。
クライエントが「自分で果たすべき責任」と「あなたが果たすべき責任」が不明確になります。
これはトラブルの元でしかありません。
これらのことから契約に基づいてサービス提供をすることは大事にしていただければと思います。
まとめ:ソーシャルワーカーが独立・起業してお金の管理をするコツ
ここまで、
- ソーシャルワーカーの独立・起業にあたってのお金管理の重要性
- ソーシャルワーカー・起業家のお金の管理方法
- クライエントとの金銭トラブルの回避
以上のような内容をお伝えしました。
初めて学んだこともありました!
ただ実際は、本記事でお伝えしたような内容は直接お金を得る手段とは言えませんよね?
ただ、「トラブルを避ける」「事業を安定的に継続する」という上で「欠かすことはできない内容」です。
重要な内容なんですが、多くの人がこれをおろそかにしてしまいます。
なぜか…。
これは起業してみるとわかることですが、「思ったよりやることがたくさんある」というのが起業1年目の私の感想であり、多くの起業家の方の相談に乗っていて共通することなんです。
そのような意味で、やはりお金の管理をしても「直接は儲からない」ので「雑務」と考えて避けたいと思ってしまうのかもしれません。
私も起業1年目のことを振り返ると、全く偉そうなことを言える立場にはありません…。
起業家として大事にしたいお金の管理
クライエントさんへのサービス提供や、クライエントさんへの情報発信などは明らかに「起業家としての業務」として捉えられます。
だからこそ、「サービス提供」「情報発信」などの時間は取りたいけど、「お金の管理」に時間を費やしたくないと考える気持ちも、よくわかります。
でも、この「お金管理」を怠ることで想定されるトラブルは思いのほか大きいものです。
お金の管理についてはできればコツコツと記録をするなり、できる情報収集から始めるなりしてストレスや負担なく「当たり前にできる状態」を目指すのがいいですね!
はい!意識して取り組みます!
記録などもまとめてつけるとミスをしたり領収書をなくしてしまうなどトラブルも増えます。
そこで、日々の収支の記録をつけることでミスやトラブルを減らすこともできますし、支出や収入を把握しておくことは起業家にとって重要ですね。
小さなこと・できることからコツコツと!
今回お伝えしたように、起業家として「クライエントにどうやって価値提供するか」を考えることは重要な一方で、「お金をどう回していくか」を考えることも起業家としてはめちゃくちゃ大事だと考えています。
「サービス提供」に「知識」「ノウハウ」「スキル」がないとできないように、「お金の管理」も「知識」「ノウハウ」「スキル」が必要な側面もあります。
ここは少しずつ経験値を積みさねながら、負担感を減らしつつコツコツ取り組んでいただくことをオススメします!
その上で、あなたらしいビジネス活動があなたとあなたを取り巻く人たちの幸せを紡ぎ出しながら、クライエントさんの人生をより豊かなものに変えるものであればと願っています。
それでは今回の内容はここまでです。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
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