【第1章】対人援助職が起業!?初心者の9割が直面する壁

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こんにちは!森山です。

今回は

対人援助職が起業を考えて実際に行動した際に9割の人がぶつかる壁

についてお伝えします。

また、

乗り越えるためにめちゃくちゃ重要な概念

についてもわかりやすくご紹介していきますね。

実際、起業しているんですが、全くうまくいきません。

私は看護師としてのキャリアを活かして、これから起業しようと思っているんだけど…

どちらも場合も、今回の記事の内容はぜひチェックしてみてください!

先に答えを言ってしまうと「対人援助職」としての経験がある人の中で、は「売ること」への心理的抵抗を取り去ることができず、行動が停滞してしまう方は非常に多いです。

そこで、「ビジネス」「マーケティング」について、基本を押さえることで、サクっとその壁を乗り越える。

そのことについて、みていきたいと思います。

目の前の困りごとを抱えている人に、ピンポイントで大きな価値を届け、十分な対価を得ることを実現できるんですね。

その辺りについてこの記事では迫ってきますので、ぜひ最後までチェックしてみてください。

「売ること」に抵抗があるのはなぜか?

対人援助職の多くが、商売やビジネスに対して複雑で深い感情を抱いています。

  • 「困っている人からお金を取るのは申し訳ない」
  • 「営利目的で支援するのは不純だ」
  • 「お金を受け取ることで支援の質が下がるのではないか」
  • 「支援は無償で行うべきだ」

といった思いが、新たな一歩を踏み出すことを妨げる要因となっていることが多いです。

対人援助職としての在り方に誇りを持つ

この背景には、対人援助職の職業倫理として「利他主義」「無償の奉仕」が美徳とされがちな文化的背景があるように思います。

確かに、人を支援する仕事には崇高な使命感が必要です。

金銭的な利益を最優先にしてはいけません。

対人援助職としての役割を整理すること

ただ、私がみてきたのはもはや身も心もボロボロにすり減らしながら働く方々の悲痛な声です。

そこで、私も複雑な感情を抱き、「働き方にはもっと多様な選択肢や可能性があっていいのでは?」という思いから、私は日々このように情報発信をしています。

そこで、「対人援助職として困っている人の相談に乗ったりサービスを提供すること」と、「持続可能で質の高い支援を提供するためには、適切な対価をいただくこと」の両方を大事にすること。

このような考え方を持って、「役割を整理する」ことが大事なのだと私は思うんですね。

医療・福祉サービスを必要な人に提供すること

医療や福祉について、本当に必要するサービスを必要な人に届けることは、ものすごく重要なことです。

憲法に基づき、今ではたくさんの法律や制度が設計されてサービスが提供されています。

このように、私たちの専門性は社会において求められ、お金には変えられない重要な価値がある実践でもあるんです。

サービスを提供し対価を受け取ること

もし、医師が正当な医療サービスを提供して、診療報酬を受け取ることに誰も疑問を持ちませんよね?

弁護士が相談料を請求することが当然視されると思うんです。

これと同じで、あなたの専門的サービスにも正当な価値があります。

ただ、もちろん、「価値」は必ずしもお金(金額)とマッチしているとは限りません。

金銭的・経済的価値には変えられない社会的価値や意義がある仕事があることを、理解しておく必要があります。

無料で提供して依存を生み出す事例も多々ある

そこで、「社会的意義がある実践」もしつつ「対価をしっかり受け取れる実践」もする。

こんな働き方を選択してもいいと私は考えています。

その際、本来は有償で提供すべきサービスを無料で提供するのはNGだと思っています。

無料にしてしまうことで、そのサービスの価値が適切に評価されない可能性もあるからです。

例えば私の経験だと、30万円以上いただいて、教材や学ぶ場を提供した場合に多くのクライエントは真剣に行動し、成長して成果を上げられます。

一方で、無料で体験セッションを行う場合、すっぽかしやドタキャンがすごく多い。

これが現実です。

なんでも無料にしてしまうことは、弊害も多いということを私は身をもって実感してきています。

価値・お金を社会に循環させていく

「何でもかんでも無料がいい!」という思い込みを捨てること。

価値提供に徹して、適切な対価をいただくこと。

価値と価値の交換をして経済を回していくこと。

このような意識を取り入れることで、豊かな人間関係を構築したり、共感を集めて支援活動に集中できる状態を生み出すこともできるんですね。

ビジネスにおける心理的ブレーキ

とはいえ、

  • 「自分なんかがビジネスをやっていいのだろうか」
  • 「失敗したらどうしよう」
  • 「人に迷惑をかけるのではないか」
  • 「専門知識が足りないのではないか」
  • 「競合他社に勝てるはずがない」

といった不安や恐れも、行動を阻んでしまうことがあります。

これらの感情は、責任感が強く、他者への配慮を大切にし、完璧主義的な傾向を持つ対人援助職だからこそ抱く自然な反応でもあります。

クライエントへの誠実さは持ち続けること

クライアントに対して常に最善を尽くそうとする姿勢は素晴らしいものだと思います。

ただ、完璧主義になると、過度に失敗を恐れて何もできなくなる…。

新しいことに挑戦する勇気を削いでしまうこともあります。

失敗への恐れにどう対処するか?

特に、「失敗」に対する恐れは心と体を麻痺させてしまうことがあります。

  • 「失敗したらクライアントに迷惑をかける」
  • 「信頼を失う」
  • 「専門職としての信用を損なう」

といった不安が、行動を起こすことを躊躇させるわけです。

しかし、完璧な状態から始める必要はありませんし、小さな失敗は学習の機会として非常に価値があることを理解することが大切です。

対人援助職として姿勢を意識しよう

そこで大事なのは「姿勢」です。

誠実であり続ける姿勢。

あなたのことを理解し、あなたに価値を届けたい。

このような意識を持ち続けることこそ、ものすごく重要であり、それを実践するためにマーケティングを学ぶことが大事なんです。

無理に売り込まないマーケティングの考え方

ではここから、マーケティングについて少しずつ深掘りをしてみていきますね。

多くの人が誤解していることですが、優れたマーケティングとは「無理に売り込む」ことではありません。

むしろ、本当に困っている人を見つけ、その人が心から求めている解決策を適切なタイミングで提供することです。

対人援助実践とマーケティングには親和性がある

これは、まさに対人援助職が日々行っている「アセスメント」「支援計画の策定」「適切な介入」の考え方そのものだと思いませんか?

優れたマーケティングは、相手の状況を深く理解し、相手の立場に立って物事を考え、相手にとって本当に価値のあるものを提供しようとする姿勢から生まれます。

私が起業してからマーケティングを学び感じたのは、「まさに対人援助の基本的な姿勢と完全に一致している」といことでした。

現代マーケティングは「信頼関係」を重要視する

また、現代のマーケティングは「関係性構築」を重視します。

一度きりの取引ではなく、お客様との長期的な信頼関係を築き、継続的に価値を提供していくことが求められるんです。

これもまた、対人援助職が得意とすることですよね!

では続いて、第2章では「得意」を10倍化するマーケティング手法についてみていきますね!


現役社会福祉士による
心理学活用『場づくり講座』
〜動画講義&コーチング〜

職場・地域・家庭・友人との関係性…

私たちの悩み・問題の多くは「人と人との間」で起こり、私たちの心を蝕んでいきます。

マネジメントや人材育成、コミュニティ形成や場づくり、家庭内でのコミュニケーションや安定的な資源(資金・資産・関係性など)の確保について、

  • なぜうまくいかないのか?
  • どうしたらうまくいくのか?
  • そもそも、どんな状態が理想なのか?

ということを「心理学」をベースに紐解いていきます。

ソーシャルワーカーとして、対人援助実践・まちづくり活動を展開してきた経験値と学びをギュッと凝縮してお伝えします!

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