9割の社会福祉士が知らない!確実に信頼を築くためのコーチング手法

こんにちは!
社会福祉士パーソナルコーチの森山です!

今回は、

「9割の社会福祉士が知らない!
確実に信頼を築くためのコーチング手法」

というテーマでお届けします!

今回の内容を押さえていただくことで、
相談援助場面や
ソーシャルワーク実践の現場で

クライエントとの信頼関係
より確実に、
そして早い段階で
構築できるようになります。

信頼関係ができれば、
クライエントの警戒心が解け、
あなたに心の内を
打ち明けてくれるようになりますし

あなたの話にも
しっかり耳を傾けてくれるようになります。

逆に、
信頼関係ができないままでは
いつまで経っても
クライエントのニーズすら
上手く把握できず、

支援が思うように前に進まず
時間だけが過ぎて
状況が悪化していく…

というような実践を
繰り返してしまうことになります。

そんな状態を避けるためにも、
ぜひ今回の内容を
しっかりと
落とし込んでいただければと思います。

ゴール達成をサポートする!

それではまず
結論からお伝えします!

クライエントとの間に
確実に信頼関係を構築するための
コーチング手法とは…

「相手のゴールについて
深いレベルで知り
クライエントの未来を肯定する」

ということです。

コーチングにおいて
「ゴール」というのは
なくてはならない概念なんですが、

ソーシャルワーク実践や
社会福祉援助・対人援助の場面でも

クライエントのゴールを知ることは
とても重要なんですね!

さらに、
社会福祉士として「コーチング」や
「ゴール」という概念の
本質を理解して実践に活用している人は
とても少ないという現実があります。

ほとんどの人が知らない
「コーチング」や「ゴール」について
知った社会福祉士は

現場で常に求められる
貴重な存在になることができます。

では、
なぜ相手の「ゴール」を
深いレベルで知り
それを共有することが

信頼関係構築に
つながるのでしょうか…?

それは、
困難を抱えるクライエントの多くは
過去の自分への囚われから
心の奥底では解放されたいと
思っているからです。

その囚われからの解放を
クライエントと社会福祉士が
協力して取り組めるような状況を
創り出すこと
一気に深い信頼関係が
生まれるんですね! \(^o^)/

例えば
経済的な理由で
生活に困りごとを抱えておられる方の
相談に応じる時に、

クライエントが
「自分には学歴がない」
「働いていたけど続かない」
「職場の人間関係も
上手く行かないことが多い」

ということを
語ってくださったとします。

そして、
「だから自分は働けないし、
働けないと食べていけない」

と肩を落としている場面で
あなたはそのクライエントに
どのような態度や考えで
相談を進めますか?

ここで、
コーチングをしっかりと学んだ
社会福祉士であれば

「クライエントが
過去に囚われている状態から
解放して、

クライエントが未来について
フォーカスしてもらえるように
どのように働きかけられるか?」

を考え、
言葉をかけます。

この
「フォーカスした
未来のクライエント」

こそが
「コーチング」における「ゴール」です。

つまり、
クライエントの意識の先を
過去への囚われではなく
未来の可能性へと切り替えて
その実現に向けて協力関係を結ぶことで
強固な信頼関係が生まれるんです。

社会福祉士がハマる落とし穴

ここで、
クライエントのゴールを知り、
それをサポートする立場にまわることの
重要性について
もう少し詳しく見ていきましょう!

まず
社会福祉士として
絶対に避けたいこと…

常に実践を振り返って
意識しなければならないことなはずが
意外に多くの人がハマってしまう
落とし穴
回避する必要があります。

それは
「相手の潜在的な可能性を
奪ってしまうこと」なんです。

私たち社会福祉士には
クライエントやその環境に働きかけて
エンパワメントする大切な役割が
あるはずです。

でも気づけば
クライエントの過去にフォーカスして

未来の可能性や
挑戦する意欲を
ったり否定してしまったりすることが
あります。

なぜこのようなケースに
陥るかと言うと、

いくつか理由が考えられますが、

社会福祉士自身が
未来の可能性を信じることが
できない環境で働くことを
強いられてしまっている。

という可能性も
あるのではないかと思っています。

具体的に言うと
社会福祉士として
今の職場で働くことに
未来の大いなる可能性や
幸せな人生と豊かな社会の実現可能性を
感じられない…。

このような環境に
身を置かざるを得ない人が
一定数おられるのではないかというのが
私の現場レベルの感覚です。

実は私自身が
社会福祉士として業務に当たるうちに
「クライエントの可能性」を
一つ一つ見極めて
サポートしたいと思っても

次から次に求められる業務や
制度やサービスの決まりごと
法人のルールなどにより
思うようにいかないことが
多かったんですね!

「社会福祉士として
相談員業務を
こなしているけど、

これって
俺がやりたかったことなのか?

ソーシャルワーカーとして
一人ひとりの人生が光で照らされ
互いを尊重し合う
豊かな社会づくりに貢献したいと思っていた
業務内容なんだろうか?」

ということを
当時の日記に毎日のように
書いていたのを思い出します。

「クライエントの可能性を
引き出せるような
仕事がしたい」

「誰もが相手のことを尊重し
サポートしあえる
すてきな社会を実現させたい」

このようなことを
思い出した時に、
私は面接場面や
日常のコミュニケーションで

常に
「目の前の人のゴールは
一体何なんだろう…?」ということを
意識するようになりました。

すると、
もともと良好な関係性だった
クライエントだけでなく、

なんとなく心理的な距離を感じていた
クライエントとも
打ち解けるようになっていったんです。

「ゴール」を見極める力

ここまで
クライエントのゴールを知り、
サポートする立場に回ること
信頼関係が構築できること…。

社会福祉士として
相手の可能性を奪うような支援を避け
クライエントのゴールについて
意識することが大切だということについて
おつてしてきました。

ではここから
どのようにしたら
相手のゴールを見出し
サポートできるのかということについて
お伝えしてきます!

ただ、
コーチングにおける
ゴールについて理解しようと思うと
ある程度の学びが必要になりますので

詳細については
「コーチング」に関する講座や
「ゴール設定」に関する講義
お伝えできればと思っています。

ここでは
「ゴール」に関する重要なポイントだけ
ピックアップしてお伝えします。

キーワードは

「理想の役割」
「過去」
「他人」

です。

「理想の役割」・「過去」・「他人」

まずゴールとは
本人が心の底から果たしたいと思える
「理想の役割」

のこととして考えること。

そして、
ゴールに関して
「過去」は一切関係ないということ。

さらに、
多くの場合において
クライエントは「他人」など、
環境からの影響を受けて
「過去から続く現状」に
縛られてしまっていること
考慮すること。

これらがとても重要です。

「理想の役割」について

例えば
「働いてお金を稼ぎたい」という人がいた時に、

「働いて稼いだお金を
どうしたいのか?」という役割に
フォーカスすることで
ゴールが見えてくることがあります。

もしかしたら、
幼い子どもの教育に使いたいかもしれませんし、
高齢の親への仕送りにしたいかもしれません。

また、
自分自身でなにか必要なものを
購入したいと思ったり、
衣食住に必要なお金を
確保したいと思っているかもしれません。

また、
「働いてお金を稼ぎたい」という時に
「どのようにして稼ぐか?」という
仕事で果たす役割
フォーカスしても

ゴールに繋がる情報が
得られることがあります。

理想の職業があったときに、
その仕事を通じて
どんなお客さんのために
どんな業務をこなして
どう喜んでもらえるか?

そういった役割について知ろうとすれば、
ゴールが自然に
見いだされてくる
でしょう。

また「ゴール」に関して
「過去は一切関係ない」ことも
押さえておく必要があります。

なぜなら、
過去に失敗したから
次も失敗するという決まりは
まったくないからです。

例えば
赤ちゃんや子どもの行動を見ていると
いろんなことに興味を持って
やってみては失敗して
痛い目にあって泣いて…

それを重ねて
いつの間にかいろんなことを学び
できるようになっていきますよね?

これは大人も一緒です。

過去の失敗にとらわれて
「自分にはできない」と
思いこんでいる状態であれば

すぐにその状態から
解き放たれなければ
今の状態を変えることはできません。

ゴールは
過去とは無関係に
設定されるものであること。

これを押さえることが
とても重要です。

また、
すべての人は
良くも悪くも「他人」などの
周囲の環境からの影響を受けます。

そこで、
「本当にやりたい理想の役割」
見出そうとしても
周囲の影響で
クライエントが
本音にフタをしてしまっている可能性
あるということを考慮してください。

そして、
社会福祉士などの専門職自身が
クライエントのゴールを引き出す役割を
果たせるかどうかがとても重要です!

この「理想の役割」
「過去」「他人」というキーワードを
まずは押さえながら
「クライエントの「ゴール」はなにか?」

これを意識して
日々情報収集
と分析を繰り返せば

自然と
「この方にとってのゴールは
これかも…?」

と気づくようになります。

それを、
あなたが全力でサポートする姿勢
仕事に取り組めば
一気に深い信頼関係が
出来上がるのは間違いありません!

ゴールに徹底フォーカス

ここまで
信頼関係を築くための
コーチング手法として
基本となる
「ゴール」にフォーカスすること

お伝えしてきました。

まずは、
「この方の理想とする役割は何かな…?」
ということをイメージしつつ、
クライエントが
「過去」や「他人」による影響

自分の可能性を
潰してしまいそうになったら、

未来に向けてフォーカスできるように
全力でサポートしてください!

ポイントは
あなたが全力で
クライエントの未来を肯定すること!

これさえできれば
クライエントの立場に立って考えると、
「この社会福祉士さんは
私のことにこんなに思って
接してくださるんだ…。」

という思いに繋がり、
信頼関係が構築できるのはもちろん、
クライエントの内側から
力が溢れ
多くの問題を自分の力で解決に導くことが
できるようになります。

ぜひ
明日からの社会福祉実践に
今回お伝えした内容を
ご活用いただければと思います。

また、
今回お伝えした
「コーチング」や「ゴール設定」に関して
動画講義やセミナーなどで
お伝えしていますので
興味がある方は積極的にお問い合わせください。

それでは今回お伝えする内容は
以上です。

最後までご覧いただき
ありがとうございました。