社会福祉士が転職しないで仕事とお金のバランスを取る「やりがい論」
こんにちは。森山です。
今回は社会福祉士としての「やりがい」についてお伝えします。
社会福祉士の資格を取得して仕事をしている中で、「理想通りにはいかない」「人間関係がストレス」などと悩みが尽きないという方も多いのではないでしょうか。
そこで今回の内容を押さえていただくことで
- 社会福祉士としての働き方やあなた自身の生き方について、今後の新たな可能性に気づくことができる
- 相談員としてクライエントの人生を豊かにする仕事を毎日実践できる
- あなた自身の生活や大切にしたいものとのバランスをとりながら実現できる
このような状況になることができます。
仕事をしていると毎日忙しいでしょうし、組織の中での上下関係などにも揉まれて、悩みと迷いが深まっていく…。さらに相談できる相手も少ない状況で頑張り続けている方も多いのではないでしょうか。
また資格を持ちつつも自分の可能性や社会福祉士の専門性を活かせず、これから進む道筋を模索している方などにとって、「転職」や「就職」以外の道でワークライフバランスを整えて充実した人生を送ることができるヒントになればと思っています。
社会福祉士のやりがいを奪われるのはNG
それでは早速重要なポイントをお伝えします。あなたにとって「社会福祉士のやりがい」 とは一体なんなのかを意識することがめちゃくちゃ大事です。もしこれが曖昧なままだと、組織や周囲の人になんとなく丸め込まれてやりがいを搾取されてしまうことにもつながります。
また、あなたにとっての「やりがい」が何かわからないまま、このまま記事を読み進めても時間が無駄になってしまいますし、あなたが転職・就職なども含めてどれだけ働き方を模索するためのアクションをしても全ての苦労が水の泡になる可能性が高いです。
仮に転職先、就職先が見つかっても「あなたにとってのやりがいそのもの」がずれていれば、今とは変わらない状況が続くことになってしまいます。
そしてもう一点、お伝えしたいのは「やりがいの方向性」 についてしっかりと意識することが大切だということです。
というのも「やりがい」って複数の方向性に見出してもいいはずですよね?社会福祉士として働くといってもその「やりがい」は1つではありません。
例えば、「お金」を稼ぐということも重要な仕事のやりがいの1つでしょう。そして仕事を通じての働きがいやクライエントへの貢献も重要ですね。「クライエントの人生」を豊かなものにできるように、自分の専門性を活かして実践をすることそのものにやりがいがある…これは社会福祉士の醍醐味ですね。
さらに、お住まいの地域や職場周辺の地域に対して貢献活動をすることもできます。もう少し大きな枠組みで社会貢献活動に取り組むこともできます。
それらは社会福祉士・ソーシャルワーカーの「やりがい」として重要な位置づけになるでしょうし、意識すればできることはたくさんあります。「自分には関係ない」と感じるのは勿体無いです。「自分にはできない」「そんな実力ない」と考える必要もないです。いきなり大きなことはできなくても、多方面のやりがいに向けて小さなことからアクションを継続することで、「社会福祉士としてのあなた」の毎日がキラキラと輝き出すはずです。
ただ、注意しなければならない点があります。この注意点を押さえられないと泥沼にハマってしまうんですね。
複数の「やりがい」をごちゃごちゃにしない
ここまでお伝えしてきたように、社会福祉士にとって「やりがい」は多方面に見出せるのですが、複数のやりがい要素を1つの行動に盛り込もうとすると、全てにおいてうまくいかなくなることがあります。これが要注意だと私は考えているんです。
なぜそうなるかというと、「お金を重視する方向性」と「クライエントの利益を重視する方向性」などで、判断・決断がぶれてしまうからです。
具体的にいうと、「お金」を稼ぐということと「クライエントへの貢献」と、「自分の人生の充実と」…このような複数の要素について、変にバランスを取ろうと考えて行動してしまうことで「どっちつかず」になります。
そうなると、「クライエント」に対して中途半端な実践になり、「自分の人生時間」は奪われ続け、「お金」にもならずに苦しみを抱えてしまいがちです。
全てのやりがいが満たされず、疲れてしまうんですよね。
頑張っても頑張っても、やりがいが奪われ続ける状態です。
もしそのような状況を強いられていることにストレスを抱えておられて、その解決策として「転職」「就職」などもいいのですが、「専門性を高める」という行動を取る ことで、「やりがい搾取」状態から解き放たれることもできるんです。
社会福祉士の専門性を高める真のメリット
社会福祉士の専門性を高めることでどんなことメリットがあるのでしょうか。
パッと思いつくのは職場で大事な仕事を任されたり、クライエントや同僚・上司などからの信頼を獲得して昇進したりするなど、今の「働く環境」が改善するということではないでしょうか。
社会福祉士という国家資格と共に、「実践で価値を生むことができるようになる」「周いから頼られる存在になる」というような存在になることができれば、組織の中でのあなたの位置付けが変化し、働きやすさは改善するかもしれません。
もちろんそうなればあなたにとって大きなメリットになるでしょう。そのメリットを突き詰めて考えてみると、現状の職場の問題を根本から解決して組織全体のサービスの質を向上させることもできますし、個人でソーシャルワーカーとして自分の決断で実践することもできます。
つまりあなたが専門性を高めることは、あなた自身の働きやすさだけでなく組織や社会福祉士という資格の価値をも高め、クライエントの社会生活機能を高めることにつながるんですね。
ただ専門性を高めるといっても、「専門性を高めたい」という強い意志がなければ難しいです。
なぜかというと、爆発的な行動力の背景には、常に膨大な情熱が必要だからです。
もし社会福祉士として「専門性を高めたい」と感じてすぐにでも行動を起こしたいと考えるのであれば、今からできることを探してみましょう。働き方については、「転職」「就職」などにこだわる必要はないと考えます。
社会福祉士として価値を生み出せる実力があるのであれば、一般的な「雇われて働く」という方法に捉われる必要もないですよね?
「今の職場が不満だから、少しでも働きやすくて給料が安定して得られること」を職場選びの最優先基準に据えることもありません。
実際、個人でソーシャルワーク実践をしようと思えば、いくらでもできます。個人の力で不足することも山ほどありますが、あなた自身の決断で連携・協働すればいいんですね。
今の働き方を続け、生活に十分なお金を稼ぐための行動と、社会貢献活動としての行動の折り合いをつけ続けることも、どちらか(もしくはどちらも)を諦めることも必要ありません。専門性を意識的に高め、実践を積み重ねる意識さえあれば多方面のやりがいを全て満たすためにアクションを起こすことが当然だと思えるようになります。
まとめ:社会福祉士が転職しないで仕事とお金のバランスを取る「やりがい論」
ここまで社会福祉士としてやりがいのある働き方をしたいのであれば、あなたが何にやりがいを感じるかをはっきりさせ、その方向性を整理することの重要性についてお伝えしました。働く目的や人生を豊かにする時間の使い方を考える中で、「常に時間に追われる生活」ではなく、仕事を充実させながら「健康維持のための時間」「趣味の時間」「家族・友人・知人との気を許せる時間」などを十分に確保できます。
バランスの整えられた自分らしい生活を送ることができるんですね。
ただ専門性を高める実践をするなら、「あなた自身の人生で果たしたい役割(ゴール)」がなければ、途中で行動への推進力が途絶えてガス欠になります。個人でソーシャルワーク実践をしたり、組織の中で働くにしても、それは同じです。
あなたにとってのゴールを探し続けることと、ゴールを抱いて走り続けること!
これができれば「やりがい」に満ちた毎日と共に大きな成長と人生の充実を得ることができますよ!
さらにその過程で出会う人が、あなたに対して感謝と尊敬の気持ちを持ってくれるような、そんな社会福祉士になることができるのではないでしょうか。
それでは今回お伝えする内容はここまでです。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
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