やる気不足&迷い癖…元豆腐メンタル社会福祉士のコーチング基礎レッスン


こんにちは、森山です。
先日、「試験前になぜかやる気が急に落ちる」というご相談を受けました。
その他にも
- 「締切前に感情にムラができる」
- 「モチベーションを一定に保てない」
というお悩み相談は響き耳にします。
そして、私も以前はそのような悩みで苦しんでいました。
- 本番が近づけば近づくほど気持ちが重くなったり、感情が乱れたり、身体が動かなくなったりする。
- そんな自分が嫌で、落ち込み、焦り、さらに動けなくなる。
こんな感じです。
私の場合、
コーチングや認知科学の学びを深めたこと
が、そんな状況を打破したきっかけでした。
また、ソーシャルワーカーや講師、場づくりや若者の応援、事業支援などの現場でのご相談をお受けしてきて、経験の中からも分かったのは、やる気が落ちるのは、「あなたが怠け者だからではない」ということなんです。
むしろ「努力してきたからこそ陥る自然な反応ではないか」と思っています。
今日はその理由と、状況を一気に打破する唯一の方法について、わかりやすくお伝えしたいと思います。
Contents
【コーチング・認知科学】やる気低下は当然&無茶すると逆効果

あなたは、
- 試験前になると、急に不安が増えたり、目標達成直前にやる気が落ちたりするのはなぜか?
- 頑張っているのに、ある時フット行動できなくなってしまう理由などこにあるのか?
これらに答えられますか?

う〜ん、わかりません。

実は、脳が「変化を避けて現状を維持しようとするから」と言われると、どうでしょうか?

え〜〜〜〜、そんなことないでしょう!
そうですよね…。
でも、実は「意識」がアクセルを踏んでいても、「無意識」がブレーキを踏んでいる可能性があります。
無意識は現状維持を好みブレーキを踏んでいる?
私たちの脳(特に無意識の部分)は、「現状維持を望む」という仕組みがあります。(後ほど詳しく解説します)
さらに私たちの意思決定において「意識」はたった3%程度。
残りの97%は「無意識」が司るとも言われています。
つまり、「合格したい」という「意識」が圧倒的に高い状態にあって、突き抜けるくらいでないと、迷いが生じたり行動が停滞するのは当然なんですね。
コンフォートゾーンを維持する脳の仕組み:ホメオスタシス
では「無意識」が踏む「ブレーキ」について少し詳しく解説をしていきますね。
私たち人間の無意識は、つねに「安心」「安定」「慣れた状態」を保とうとします。
これは、私たちが生物である以上、生命を維持しようとしている働きそのものです。
この「安定した状態」をコーチングでは「コンフォートゾーン」と言います。
そして、私たちの脳が「コンフォートゾーン」を維持する仕組みのことを「ホメオスタシス」というんですね。
知っていますか?結婚することは超ストレスだって
ここで少し面白いデータをお示ししますね。
アメリカの心理学者のホームズなどによる研究なんですが、日常に起きる様々な出来事が、人間に与えるストレスの程度を調査し、その結果を「社会的再適応評価尺度」としてまとめたんです。
1位から12位までのデータは以下のとおりです。
| 1 | 配偶者(夫・妻)や恋人の死 | 82.4 |
|---|---|---|
| 2 | 親族の死 | 77.0 |
| 3 | 親しい友人の死 | 76.1 |
| 4 | 家族の病気、怪我 | 73.7 |
| 5 | 離婚 | 72.3 |
| 6 | 配偶者・恋人・子どもの暴力 | 71.6 |
| 7 | 自分の病気やけが | 71.4 |
| 8 | 多忙による心身の過労 | 71.3 |
| 9 | 失業・リストラ | 70.8 |
| 10 | 配偶者や恋人の浮気 | 69.4 |
| 11 | 恋人との別れ | 67.6 |
| 12 | 勤務している会社の倒産 | 66.8 |
いかがでしょうか?
並べてみると、どれも「辛そう」「ストレスがかかるのもわかる」と感じると思うんですよね…。
さらに、その続きのデータも見てみると、
- 「転職」
- 「妊娠(自分・もしくは配偶者)」
- 「子どもの誕生」
- 「結婚」
- 「昇格・昇進」
なども大きなストレスがかかるというデータが出ています。
ストレスランキング(外部サイト)
現状から大きく状況が変わることはストレスになりやすい
先ほどのデータを見ると、どれも「現状から大きく状況が変わること」で、ストレスを感じるように見えます。
そう考えると、「試験に合格する」ことも、状況が変わることであり、「意識」の上では「望ましい状態」だとしても、「無意識」では避けているのかもしれません。
- 新しい未来。
- 新しい立場。
- 新しい責任。
それが近づくほど、無意識の中で「現状を保ちたい」という力が強く働いてしまう可能性があるんです。
ゴールを無我夢中で追いかけている時は行動できるのに
私のこれまでの経験からしても「心から望むゴール」を設定し、無我夢中で追いかけている時は、人って成長するものだと思うんです。
そうすると当然ですが成果も出やすいし、充実感や幸福感を感じるものですよね?
ただ、現状を維持してしまったり、問題を抱え続けてしまうと、辛いと感じてしまう・
もし、
- ずっと疲れている
- 集中できない
- 勉強したり一つのものに集中するのが嫌になる
- 理由のない焦りをずっと感じている
- 漠然とした不安で動けない
こんなことが起こったとしたら、「ゴールが見出せてない」という可能性があります。
もしくは当初目標のようなものがあったのに、「ゴール達成の可能性が見えてきた」からこそ、「現状に引き戻そうという無意識の働き:ホメオスタシス」が強く働いている可能性があるワケなんです。
状況を一瞬で変える方法は「ゴールを大きくすること」

ではどうしたらいいのか?
ここからがこのブログ記事の本質です。
現状維持に引き戻される流れを断ち切るには、
「試験合格などの具体的な目標より大きなゴール」を持つこと
これこそが、決定的に重要です。
なぜかというと、具体的な目標地点(例えば試験合格など)が、通過点となり、さらに豊かな未来に向けて、高い意欲と発想力で行動し続けることができるからです。
逆に、「試験合格」をゴールにしていると、「終わり」が見えてきてどんどん燃え尽きるんです。
行動力が落ちてきたのは「ゴールの再確認」のタイミング
もし、あなたの行動力や意欲が低下してきたとするのであれば、
- 「ゴールが実は望んていたものではなかった」
- 「ゴールが近づいてきたことですでに燃え尽きそうになっている」
のどちらかです。
もしくは他の原因(疲れすぎて気力がないなど)があるかもしれませんが、とにかく原因を特定することが大事です。
そして、「ゴールが望んでいたものではなかった」のであれば、今すぐに違うゴールを設定し直して、そちらに向けて行動することが大事でしょうし、ゴールが近づいてきたことでモチベーションが落ちているのであれば、ゴールを更新することが大事です。
あなたのゴールは、単なる資格取得や収入アップではなく、
- 資格や専門性を活かして地域の子どもたちの安心を支える
- 家族を守るために安定した働き方を選び経済基盤を構築する
- 独立・開業を視野にして社会に価値を届けられるようになる
- 自分らしく大切な人と共に幸せな人生を歩む
- 支援者として目の前のクライエントさんに質の高いサービス提供をするのはもちろん、社会全体のWell-beingに貢献する
こうした想いはないでしょうか?
ぜひそこに思いを馳せていただきたいんです。
現状の外側にゴールを再設定してみよう
コーチングでは、ゴールは「現状の外側」に設定するように教えられます。
つまり、「現状の自分がどう頑張っても達成できない状態」をゴールにするんです。
そうすると、「自分自身を変化させないといけない」と感じるので、「行動する」し「アイデアが湧く」し、そのプロセスが充実し、満たされていくんです。
試験合格や、収入アップなどは単なる一時の結果です。
大事なことは「たった一度きりの人生でどんな役割を果たすか」ということであり、「人生そのもの」だと考えた時、何を大切にし、誰に対してどんな姿勢で接するのかという「在り方」ではないでしょうか?
ゴールが設定できたら爆発的な成長と圧倒的な成果を
このように、自分の中に「これだ!」と思えるようなゴールが設定できた時、創造性が爆発的に発揮されます。
これは認知科学的な根拠があり、今それをできるだけわかりやすく噛み砕いてお伝えしてきました
私自身も、これまで支援してきた多くの受講生の中でも、「ゴールを書き換えた瞬間に行動が変わる」という現象を何度も見てきたんですね。
ゴールが変われば目標達成後の未来も変わる

もしあなたが、試験前のやる気低下を乗り越えて合格したとしますよね?
ではその後どうなるかというと、「ゴール次第」です。
現状の外側のゴールを設定できている人は?
もし、あなたが壮大な夢を描き、その状態を「ゴール」に据え、目の前の状況に向き合い、できることに全力を注いで行った結果、どうなるでしょうか?
日々学ぶ姿勢を大事にし、半年もすれば知識も経験値も積み上げて、1年で群を抜いた成長を遂げ、3年経てば別人のような存在になっているはずです。
現状維持の考え方を続けてしまうと?
ただ、試験に合格しようが、合格できまいが、「現状の延長線の人生」を生きようとすると、形が変わってまた同じ悩みが巡ってきます。
3年経っても同じ問題を抱え、成長は遅く、焦りと不安から解放されることはありません。
コーチングは成長ではなく「進化」を促す
もしあなたが「圧倒的な成長」を遂げたいのであれば、コーチングの基本を学び、現状の外側のゴール設定をすることをお勧めします。
そうすることで、「一歩一歩成長していく」ということをしつつ、ある時「別の生き物」になったかのような進化を遂げられます。
- 幸せで
- 自由で
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- もっと豊かな人生を生きる
そんな人生を送りたいなら、ぜひコーチングについて基本から学びを進めてみてくださいね!
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ここまで「試験前に行動力が落ちる原因」などについてみてきました。
試験前に不安になるのは当たり前ですし、私たちの脳には「現状の外側に出る」ということに無意識が反応し、動けなくするような仕組みがあることも見てきました。
そこで、大切なのは、
「なぜそうなるのかを理解し、正しく対処できること」。
そして、試験合格や目先の目標達成より大きな未来を掲げ、そこに向けて歩き出すこと。
特に、情報が溢れ、先の見通しが立ちにくい世の中には、ものすごく重要になる考え方です。
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それでは最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

現役社会福祉士による
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