対人援助職の人間関係ストレスを根本解消術&チェックポイント3つ!
こんにちは。森山です。
コーチングやソーシャルワーク、働き方や大切なものを守り続けるために必要なお金の稼ぎ方などについて情報提供しています。(ツイッターはこちら)・(YouTubeはこちら)
今回の記事は
「対人援助職」が人間関係ストレスを根本解消するヒント
をお伝えします。
今回の内容を押さえていただくことで
- 気持ちが自然と楽になり、自分らしさ120%で仕事の楽しさを感じることができる
- 対人援助職として高い倫理観とやりがいを維持して集中して仕事にあたる環境をつくることができる
- 上司や同僚、クライエントや家族から厚い信頼を得て自分の役割を果たせる自分達の仕事に誇りを持てるようになる
- 職場の人間関係の悩みがプライベートまで侵食してくるのを防げる
このような状態を実現するために、チェックすべき3つのポイントをお届けしたいと思います。
Contents
対人援助職は職場の人間関係で悩む人が多い
私たちが職場の人間関係で悩みを抱えると、辛いですよね…。
というのも、私たちは仕事に多くの時間を割いているからです。
さらには仕事は「生活を支えるための給料」と結びついていますよね…。
安易に辞めるとか投げ出すとか言う選択をしにくい
ということもあり、ついストレスや悩みを溜め込んでしまいがちです。
職場にいる時間は長いし繰り返される→ストレスは積み重なる
仕事って9時から5時まで週5日働くとしたら、人生時間の大半を職場で過ごします。
言い換えれば人生の多くの時間を仕事の人間関係の中で過ごすというわけですよね?
そんな職場で人間関係の悩みが積み重なってくると、どうなるでしょうか?
自分ににとって大きなストレスになって「仕事に行くのが億劫」「集中できない」「休みたい」というようになるのも当たり前だと思うんです。
データから見る職場の人間関係ストレスの実態
実際いろんな調査結果を見渡してみても、人間関係を理由に退職した人の割合は多いんですね。
下記リンクから、『社会福祉士・介護福祉士・精神保健福祉士就労状況調査結果」(速報版)』をご覧いただくことができます。
https://www.mhlw.go.jp/content/12200000/000820586.pdf
こちらのデータを見ると、「以前の福祉・介護・医療分野の職場を辞めた理由」で、トップを占めたのが「職場の雰囲気や人間関係に問題があった」という結果になっています。
職場を辞めた理由は複数回答で答えられるようになっていますが、最も大きな理由を一つ選択することもできるようになっています。
その結果を見ても、「職場の雰囲気や人間関係に問題があった」という理由がトップになっています。
このことからも、職場の人間関係ストレスが悩みになって、職場を離れる決断をする人も多いくらい、自分で問題を抱え込んでしまっている人は多いんですね。
人間関係もストレスも目に見えない
私たちが生活する上でいろんな人と接しますし、職場でも1人で働いているわけではないと思います。(私の場合はひとり起業しているので少し事情が違いますが…)
仕事でいろんな人との間でコミュニケーションをとるわけですが、
「関係性」って目に見えない
ですよね。
良好な関係性も最悪な関係性も、どちらも目に見えません。
またもう一つ目に見えないものがあります。
それがストレスです。
ストレスも関係性と同じく目に見えません。
これが何を意味するかというと、大きな人間関係ストレスを抱えつつも、「気づきにくい」という状態でずっと苦しい思いを抱え続けてしまうことがあるということです。
ストレスを感じながらの放置は最悪!
人間関係ストレスをはじめ、
あらゆる心理的ストレスは放置厳禁です。
気づいた時にはすぐに対処するようにしましょう。
なぜかというと、
じわじわとあなたの心と体を蝕んでいくから
です。
ストレスを抱え続けると、メンタル面に不調をきたし、鬱っぽくなったり集中力にムラができたりします。
その状態が長期に渡ればどうなるでしょうか?
仕事のパフォーマンスが大きく低下し、周囲からの信頼を失ってしまうことにもなるんですね。
ストレスは見えないオモリをずっと抱えているようなものです。
3キロのダンベルを3分間持ち上げるくらいのことは余裕でできるかもしれませんが、1日に24時間毎日そのダンベルを持ち歩いているとどうでしょう?
さらに、その重さが5キロになり10キロになれば…
疲れたり立ち上がれなくなったりするのも当然ですよね…。
このように、目には見えないストレスも「ダンベルのように重いものを抱えている」という意識を持って、ストレスを抱えている自分のことに意識を向けてあげるといかがでしょうか?
耐えられなくなって心がぽきっと折れてしまう前に、まずは気づくこと。
そして、意識に上がった情報をもとに、適切に対処することでバーンアウトを防ぐことと同時に、あなたらしく職場で生き生きと役割を果たすことにつながると私は考えています。
対人援助職として職場の人間関係ストレスをチェックする
ではここから、
ストレスに素早く対処するための「チェックポイント」
についてお伝えします。
ストレスの原因や、感情が揺さぶられたり仕事に行くのが億劫になる要因を見つけて、根本的なところから解消していきたいと思います!
下記3つのチェックポイントを押さえるようにしてください。
ストレス根本解消チェックポイント①:原因
まずチェックしたいのは「ストレス原因」です。
ストレスの原因をストレッサーと言います。
では職場の人間関係にフォーカスした時に、何がストレッサーになっているのでしょうか?
人が関わる問題だから…
これは人が関わることなので、もしかしたら、口に出すことに抵抗があると感じられるかもしれませんね。
ただ、あなたが実際にストレスを感じているのが確かなのであれば、自分に寄り添うように心の声に耳をすませてあげることが大事だと私は考えています。
そこで、
「大丈夫」と自分を安心させてあげる。
これが何より先決です。
安心した上で気づきの意識を向けてあげる
その上で、「誰の」「どんな行動」「どのような振る舞い」「言葉」などがストレスなのかを確認します。
安心して相談できそうな人がいれば相談してもいいと思うんですが、今は誰に相談できなかったとしてもOKです。
ただ、自分だけは自分を守るために心の声に気づいてあげるようにしましょう!
このようにゆっくりで構いませんので「認識できる範囲で人間関係ストレスの原因」って何かを振り返ってみましょう。
本音が吐き出せて認識に上げることがだけで、心が軽くなることがあるかもしれません。
辛くなったら無理しなくてOKです。
ゆっくりでいいので自分に優しくありながら、ストレス原因がチェックできれば、具体的な対処法を思いつけるようになりますよ。
ストレス根本解消チェックポイント②:環境
次にチェックするポイントは「環境」です。
あなたがストレスを感じているのであれば、
そこに必ず「環境」がある
ということは押さえておいてください。
環境がストレスを和らげたり強めたりする
職場の人間関係ストレスであれば職場という「環境」があなたに影響を与えているわけです。
そして、特定のシチュエーションで特定の人に対してストレスを感じるのであれば、限定的なその「環境」があなたにストレスを感じさせるわけですよね?
もっと言うと、ストレスを感じても癒しの「環境」があれば少しマシになるかもしれません。
また、相談できる「環境」があれば人間関係を直接改善できるかもしれません。
職場の人間関係ストレスは抱え込まないでOK
このように、ストレスを自分1人で抱え込まなくてもOKです。
さまざまな「環境」をチェックポイントに加えることで、ストレスの根本解消のヒントが得られるはずです。
問題をあらゆる角度から分析できるようにもなりますので、対処の可能性がぐんと上がりますよ!
ストレス根本解消チェックポイント③:感覚
3つ目のチェックポイントはストレスを感じている
あなたの「感覚」
です。
ここでいう感覚とは例えば、「痛み」とか「悲しみ」とか心や体が感じる感覚と捉えていただくといいかと思います。
仕事が嫌すぎて胃が痛くなるという感覚がある
ある人の顔を見るだけでイライラしたりザワザワしたりする
このような感覚があるのであれば、まさにそれこそが「感覚」です!
必ずしも言葉になることばかりではなく「もやもや」「そわそわ」みたいなものも含めて、あなた自身が感じる感覚はどのようなものなのかをチェックしておきましょう。
そして、その感覚にどの程度支配されているかや、その感覚の強度についても見極めていけるといいですね。
- 仕事のことを考えると落ち着かない
- プライベートでも引きずってしまう。
- 仕事に行くのが辛いくらい感情が揺さぶられる
このような感覚について自分の生活を振り返ってノートや手帳に書き出してみるなどするといいですね!
3つのチェックポイントから根本解消策を
ここまで「原因」「環境」「感覚」についてチェックしていくことが大事だということをお伝えしました。
ではここから、
具体的なストレスの根本的な解消策
についてみていくことにしましょう。
私が提案する解決策のポイントは
「感覚」に従って「環境」に働きかけて「根本原因」を解消していく
ということです。
この方法がなぜ有効なのかというと、中長期的なことを考えて根本的な解消を見込めるからです。
「人間関係」という目にも見えず複雑な問題について扱うのは難しいことも多いです。
その中で、ストレスを抱えているあなたが対処しなきゃいけないのは理不尽だし、相当辛いこともあるかと思うんですね。
そこで、
いろんな人や関係性に頼りながら周りと調和を図り、自分らしさを取り戻すことができる
のがこの方法のいいところです!
感覚に従って環境に働きかけて根本原因を解消していく
ここから、具体的な例をあげてみていきます。
例えば「特定の同僚と関係性がよくなくて、仕事に行くのが嫌すぎる」という感覚があると言うシチュエーションだったとしましょう。
もしかしたら「家族にしっかり話を聞いてもらい、職場の上司に自分の仕事に対する気持ちや今の辛さについて話す」という選択をすることもできるかもしれません。
その中で人間関係の調整などを図ってもらい、「ストレス原因」(ストレッサー)に対処していくことで問題が取り除かれるかもしれません。
このような方法を取れば、
「ストレスに耐えかねてあなた自身が潰れてしまう」ということを避けることができます。
また「直接人間関係に介入をしようとして大きなトラブルになってさらに大きなストレスを抱えてしまう」と言う最悪の事態も避けられます。
問題を共有することが大事
私が職場で人間関係ストレスを抱えた経験や、相談を受けてきた経験からも、問題は「抱えすぎる」としんどくなります。
そこで、問題を一緒に共有して対処していくことが大事だというのが私の見解です。
職場にとっても、あなたが働きやすい状況を作った方が、組織としてより良いサービスを提供できると考えるはずです。
なにより、あなた自身が燃え尽きてしまうような状況は誰も望んでいないはずですし、職員・スタッフの存在を軽視するような組織は遅かれ早かれ人がどんどんさっていくのだろうと思うんですね。
そこで、あなたが抱えている人間関係ストレスを、「共有できないか」と考えてみてください。
大事なのはあなたの心と体を大切にしながら、仕事に集中する環境をつくり、職場全体の環境も良くしていくことです。
そのことを考えた時に、自分1人で何でも背負うのではなく、協力を仰いだり調整を図ったりする力も、仕事をする上で重要な能力を言えるのではないかと思うんですね。
まとめ 対人援助職が人間関係ストレスを根本解消
ここまで
「対人援助職の職場の人間関係ストレスを根本的に解消する」
というテーマでお届けしてきました。
「原因」「環境」「感覚」という3つのチェックポイントで状況を把握すること。
そして、具体的な解決策についてもお伝えしました。
加えてこの記事の最後にお伝えしたいワンポイントアドバイスがあります。
それは
「自分の力を最大化させることに焦点を当てる」ということに本気になること
です。
自分の力を最大化させること
対人援助職として私の経験から大事だと感じているのは、仕事をする自分の力を最大化することです。
あなたが存分に実力を発揮すれば、クライエントさんのQOLが高まり、幸せを感じる人が増えたら社会はより良い状態になっていきます。
そのためにあなたが、「ストレスを溜めない」「無理をしない」「休む」「環境と調和を図る」ということの全てが重要です。
逆に、「我慢をする」「耐える」「努力と根性でやり抜く」というのは危険ではないかと思うんですよね…。
令和以降の時代を見据えた自分に優しい働き方
これからの社会は、努力と気合と根性では通用しないような複雑に絡み合った問題が次々と起こってくることが予想されます。
そのために重要なのは「情熱を注げる仕事に就く」「信頼を大事にする」「目の前の仕事をこなしつつ学びと成長を重ねる」という姿勢だと私は考えています。
今回お伝えした具体的な方法は、これらのことを踏まえた上での一つの具体的な解決策です。
ただ、もっと根本的にあるのは
「自分を自分でコントロールすることの大事さ」
です。
情報化社会で複雑な人間関係と社会の仕組みの中で生きる私たちは、いつの間にか自分の本心や本音を見失ってしまうことがあります。
私もそのような時期があり、非常に苦しく辛いのにも関わらず、どうしたらいいのか判断できなくてずっと迷っていました。
その状態を打破したのが
「コーチング」
です。
コーチングは「ゴール」を設定し、積極的に今の自分を書き換えていきます。
ゴールは「誰かから強制されたもの」や「社会一般で言われる成功」ではなく、自分が心から達成したいと強く感じる目的地のことです。
このゴールを設定することをサポートするのがコーチです。
そして、そのチャレンジを応援し、どんな時でもゴール達成を確信してくれるのもコーチです。
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それでは今回お伝えする内容はここまでとなります。
最後まで読んでくださりありがとうございました。