【福祉・教育・心理の専門職】小さな貢献の始め方と持続可能な稼ぎ方

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優しさが報われにくい時代…

私はこれまで、福祉や教育、心理の現場で働く多くの方と出会ってきました。

その中で、心優しくて情熱を持った方が、職場において相当な負担とストレスがのしかかるのを見てきました。

  • 人のために働きたい。
  • 誰かの力になりたい。
  • 支援を通じて社会を少しでも良くしたい。

そうした想いはどれも本当に尊いと思います。

ただ、あまりの負担の大きさに、優しさがどんどん奪われていき、仕事の継続が難しくなる…。

時間にもメンタル的にも余裕がなく、このままでいいのかと立ち止まりたくなる瞬間がある。

どうする…。
では、独立・起業をすることについて本気で考えると、やりがいはあるだろうけれど、生活に不安を抱えることがあるかもしれない。

このように、「誰かを支えようとして自分を犠牲にしてしてしまう働き方を続けて疲れてしまっている方が、「優しさ」を持ち続けられるようなキャリア選択ができないだろうか?」

その答えを見つけるための情報を、この記事に詰め込みました。

気づきや学び、未来への光を見つけられるはずですので、ぜひ最後までチェックして見てください。

貢献意識と優しさを続けるにはあなたの幸せが大事

    社会のため、人のために尽くすことは素晴らしいことだと思います。
    だけど、長く続けるためには、まず自分自身が幸せであることが大切…。

    そう感じたのは私も何度も精神的に追い込まれ、体力的に潰れ、経済的な不安に苛まれた後、自分の中で根本的に間違っていることに気づいたからです。

    「頑張れば報われる」「耐えればなんとか乗り越えられる」

    そう思って、実際に潰れてしまいそうになると、優しさを維持するのはめちゃくちゃ難しい。

    優しく誰かのために仕事をするための内側からの幸せ

    持続可能な支援というのは、支援する側の幸せから始まります。

    たとえば、

    • 家族との時間を心から楽しめること
    • 安心できる収入があること
    • 自分のペースで学び、成長できること

    これらが整って初めて、他の誰かに優しくできるようになります。

    誰かのために働く人が人生の豊かさと経済的な安定を両立させる

    誰かのために役に立ちたいと思う心優しい支援者が豊かであることは、わがままなのか?

    私はそう思いません。
    むしろ、それが次の優しさを生み出す「循環の起点」になる。

    だからこそ、自分の内側からやりがいに満ちて幸せが溢れるような形で優しさとして目の前の相手に価値提供できる仕事の仕方が大事なのではないでしょうか?

    得意や強みを社会貢献に活かすというキャリア選択

      雇われて働く中で疲れ果てたからといって、独立や起業ということを考えると、少し身構えてしまう方もいるかもしれません。
      でも、特別な才能や大きな資金がなくても、自分の専門性を活かして働くことはできます。

      特別な才能や資金不要で働いて安定的に稼ぐ方法

      独立起業を考えるとき、大切なのは「今の自分にできること」から始めることです。

      たとえば、

      • 福祉の現場経験をもとに家族支援のオンライン講座を開く
      • 教育の知識を活かして子どもの自己肯定感を育むワークを作る
      • 心理学をベースに人間関係の悩みを軽くするセッションを提供する

      最初の一歩は、本当に小さくて大丈夫です。
      でも、その一歩を踏み出すことで、あなたの中にある「得意」や「経験」が、誰かの助けになります。

      想いを形にするために強みと得意を提供し貢献に徹する

      想いを形にして届けるというのは、自分の優しさを社会に対して提供することと同じ。
      その流れが少しずつ広がっていくと、仕事がやがて「貢献」に変わっていきます。

      では次に、「強み」「専門性」を価値に変える方法について見ていきますね!

      対人援助職の専門性を価値に変える3つの視点

      福祉、教育、心理、看護などの専門性を、どのように「価値」に変えていくのか?

      特に「お金」について考えようとすると、心理的な抵抗が生まれてしまう方も少なくありません。

      そこでまずは基本的なことから一緒に確認していきましょう!

      社会的価値と経済的価値について考える

      大抵の場合、医療・福祉・教育・介護・看護・保育などの分野で働いていたのであれば、「社会的な価値」を生み出していくことに取り組んできたと言えると思うんですね。

      日本の場合だと、医療保険や介護保険など、社会保険制度が整えられています。

      サービス提供した対価の一部はサービス利用者が負担しますが、大部分が保険給付で賄われる仕組みです。

      (例えば、1万円分のサービス提供を受けた場合、利用者負担が1割だと支払うのは1000円のみで、残りの9000円は保険給付で賄われます。)

      ただ独立起業をしようと思うと、制度に則って事業を展開するか、その他の仕組みを活用するかして、「十分な収益を安定的に得る状態」を構築しておかなければいけないわけです。

      医療・福祉・介護・看護・保育・教育専門職は「お金稼ぎ」が苦手?

      ただ、医療・福祉・介護・看護・保育・教育の現場で働いていた方は、社会保険制度などの仕組みの上で働いていた方が多いです。

      実際、私の知人でも事業を立ち上げられてからクライエントに価値提供し十分な収益を安定的に得ることについては考えたことがないという方が多いです。

      ただ、事業化や収益化について考えるのが苦手な方でも、必ず経験値や学びを「価値」に変える視点を持つことができます。

      3つの視点で価値をお金と持続的活動に変え豊かな社会づくりを

      ここでは、そのための3つのポイントを紹介します。

      1. 経験を言葉にすること
        • 現場で積み重ねた学びや気づき、失敗の中で得た知恵は、誰かにとって必要な知恵になります。
      2. 経験を整理して形にすること
        • 感覚的にやってきた支援を、再現できる形に整理すると、他者に伝えられる力に変わります。
      3. 価値を届ける仕組みを持つこと
        • SNS、ブログ、動画、講座。どんな形でも構いません。

      あなたの想いを必要な人に届ける仕組みを持つことで、継続的に貢献できるようになります。

      この3つがそろうと、想いは自然と価値に変わり、時間や趣味に取り組むだけの余裕が出てきます。

      ここで生み出した価値は、直接的に収入につながるとは限りません。

      ただ、社会的な価値だけではなくて経済的な価値を生み出すことも考えられるようになります。

      それが、心のゆとりと経済的な安定へとつながります。

      優しさを持続させる状態を整えることって大事

      どれだけ情熱があっても、努力や我慢を続けていれば、いずれ燃え尽きてしまいます。

      だからこそ、優しい気持ちや思いやりを持続させられる状態を整えることが大事なんです。

      現状維持の先に未来が見えないなら「変化」すること

      私自身、支援の現場で全力を注いで働いていた時期に、何度も「このままでは続けられない」と感じました。
      でもすぐには「起業しよう!」「独立だ!」とは思えず、ズルズルと状態は悪化していきました。

      小さく変化しながら仕組みを整えることが大事

      そこから学んだのは、小さく変化しながら仕組みを整えることの大切さでした。

      • 時間を切り売りしない働き方を設計すること
      • 個別支援をグループ型に変えて、より多くの人に価値を届けること
      • オンラインを活用して地域を超えて支援すること

      これらを少しずつ整えていくと、やさしさが枯れることなく循環するようになります。
      自分の生活にもゆとりが生まれ、関わる人にもその余白が優しさとなって伝わっていきます。

      堅実な戦略で未来を変えるのは小さな一歩から

        大きな成果を生み出す人たちは、特別な才能を駆使して爆発的な力で一気に成功を掴んだのでしょうか?

        そうではありません。
        ただ、小さな一歩を「やってみよう」と決めて行動を継続しただけ。

        もちろん、私が全てのケースを知っているわけではありませんが、私が触れたほぼ全てのケースで、小さな一歩を踏み出し続けながら、成長しつつ成果を掴み取っていく流れを踏まれています。

        小さな一歩を踏み出すのは怖いし不安

        何はともあれ「一歩」を踏み出すことが大事なのは、よくわかっている。

        とはいえ、

        • 「私にはまだ早い」
        • 「経験が足りない」

        そう思う気持ちが湧いて、行動できない。

        これは、ある意味では自然なことです。

        一歩を踏み出すと景色が変わる→次の一歩を踏み出す

        でも、誰かのために行動したいという想いがあるなら、無理のない形で一歩を踏み出すこと。

        その一歩を踏み出すと、見える景色が変わります。

        そうなると新たな気づきが生まれるし、あなたの人生が少しずつ豊かにしていくんですね。

        やさしさが循環する働き方と稼ぎ方

        では、経済的な価値を生み出し、対価を得ることを目標として頑張り続けると、人生全体が豊かなものになるのでしょうか?

        人生の豊かさと経済的な豊かさの関係について

        私の身の回りには、お金を稼ぎを頑張れば幸せになれるという確信について、疑問を持ち始めている人も多いです。

        さまざまな研究からもわかっていることですが、経済的な状況と主観的な幸福度にはある程度の相関があります。

        ただ、どんどん収入が増えると、それに比例して人生の幸福度が増すかというと、そうではないんですね。

        お金に囚われて大切な人間関係や健康を悪化させる

        逆に「お金」に囚われて大切な人間関係が壊れ、健康状態を悪化させていくこともたくさんあります。

        これからの時代に必要なのは、自分を幸せな状態に整え、内側から優しさが溢れるような形で誰かと優しくつながり合うことではないでしょうか?

        自分の幸せと他者の幸せを育てていく「働き方」や「生き方」を全うすること。

        このようなことについて、私自身の学びや経験をもとに「動画コンテンツ」にしてお届けしています。

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        現役社会福祉士による
        心理学活用『場づくり講座』
        〜動画講義&コーチング〜

        職場・地域・家庭・友人との関係性…

        私たちの悩み・問題の多くは「人と人との間」で起こり、私たちの心を蝕んでいきます。

        マネジメントや人材育成、コミュニティ形成や場づくり、家庭内でのコミュニケーションや安定的な資源(資金・資産・関係性など)の確保について、

        • なぜうまくいかないのか?
        • どうしたらうまくいくのか?
        • そもそも、どんな状態が理想なのか?

        ということを「心理学」をベースに紐解いていきます。

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