福祉職経験を活かして地域課題解決~起業家の視点からの5つの学び~

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こんにちは!森山です。

福祉の現場で働いていると、

  • 「制度の枠に収まらない課題がたくさんあるなぁ」
  • 「もっと自由な発想で地域の困りごとを解決できないかな」

と感じることはありませんか?

実は最近、福祉の経験を活かしながら、新しい形で地域の課題解決に取り組む仲間が増えてきています。でも、

  • 「どうやって始めればいいんだろう?」
  • 「助成金頼りではダメだよなぁ…。収益は確保できるのだろうか?」

という不安の声もよく聞きます。

そこで今回は、福祉職の経験を持つみなさんが地域で新しい取り組みを始める時に、起業家の考え方をどう活かせるのか、具体的にお話ししていきたいと思います。

起業家の考え方が未来を拓く?起業家の考え方って?

まず、あなたは起業家と聞くとどんなイメージを持つでしょうか?

「起業家って、私たちとは縁遠い存在では?」

そう思う方が多いかもしれません。

起業家はコロナ禍以降どんどん増加→当たり前の存在に

確かに、身の回りに起業家がたくさんいるという方は少ないかもしれませんね…。

でもコロナ禍の影響もあって、個人でスモールビジネスを展開したり、在宅で副業をスタートされる方は確実に増えています。

福祉職の方も、「雇われて働くことの限界」を感じたり、「自分のやりたいことに挑戦したい」と起業される方が増加し、私の元にも相談が舞い込んでいます。

複雑化する時代に「起業家の考え方」は学びの宝庫

でも、今の時代は変化が早く、正解が見つけにくい時代です。

福祉現場に目を向けても、従来の制度やサービスだけでは対応しきれない課題が増えています。

そんな中、私の周りでも医療や福祉の現場を飛び出て事業を立ち上げる方が増えてきました。

私もその一人で、起業してからたくさんの学びや気づきを得て、今では自分らしい価値提供や貢献ができる状態を整えることができました。

福祉職の持つ力×起業家の考え方=最強

福祉職の私たちが持っている「人の気持ちに寄り添える力」や「生活の中の困りごとを見つける力」は、事業を展開する上でとても大きな強みになります。

ただ、その強みを活かすには、今までの支援者としての視点に加えて、起業家のような柔軟な発想も必要になってきているんです。

福祉職が取り入れたい5つの起業家的な考え方

では具体的に、起業家が持つどんな考え方を取り入れるといいのでしょうか?

ここから5つのポイントをご紹介します。

①目標は決めつけすぎない! 柔軟に変更OK

福祉の現場では、支援計画を立てて段階的に進めていくという手順を踏みます。

地域での活動や起業ももちろん計画的に実践することが大事です。

思うようにいかないことが「普通」

ただ、起業してみるとわかりますが、「思うようにいかないこと」が次から次へと起こるのが「普通」です。

その時に状況を見て方針転換したり、方向性を切り替えるなど柔軟な対応が必須です。

方向転換を重ねていく

やってみたら思った通りじゃなかった!

そんな時は、遠慮なく方向転換してOK。

例えば、「高齢者の居場所づくり」から始めたけど、実は子育て中のお母さんたちも来てくれるようになって、自然と「多世代交流の場」になっちゃった♪

そんな柔軟な展開も、むしろウェルカムなんですね!

②新しいことを学ぶのは楽しい!

福祉の専門知識はもちろん大切ですが、現場では雑学や趣味で得た知識などが意外なほど生きることってあります。

実は起業してからも同じようなことを感じたんですね!

専門性を高めること×人間的な魅力も高める

起業家として「ビジネス」「マーケティング」などを学ぶことは大事です。

ただ、「専門性が高いという魅力」だけではなくて「人間力が高いという魅力」を発揮できるのは「多様な学びと体験」を重ねているからです。

事業に関係がある知識を得ることはめっちゃ大事ですが、それ以外のことも少しずつ学んでいくと視野がどんどん広がるんですね!

福祉の知識も生きる!ビジネスの知識も生きる!

福祉現場で積み上げてきた経験は事業を展開する上できっと武器になります。

また、SNSの使い方、お金の管理方法、人が集まるイベントの作り方など、「知らないこと」を「新しく学べること」に変えて、楽しみながら成長していけるといいですね

③いろんな人と組むと面白い!

地域には様々な得意分野を持った人がいます。

行政の人、企業で働く人、地域のおばあちゃん、若者たち…。

一人一人と向き合ってみよう

その一人一人と向き合って、自分の思いを伝え、相手の思いを聞く。

こうしたコミュニケーションをとっていくと、「理想」「現状」「問題」「課題」「アイデア」などがどんどん見えてくるようになります。

得意や強みを持ち寄れば事業の武器に

そんな中、それぞれの「得意」を持ち寄り、強みを結集させていきます。

すると、思いもよらないアイデアが生まれたり、できることが広がったりします。

④小さく始めて、ゆっくり育てよう

私は起業家の伴走型サポートをする時「小さく始めてコツコツ育てることの重要性」を繰り返しお伝えします。

一定の割合でおられるのですが、「完璧な計画を立ててから行動する」と考えて、なかなか一歩が踏み出せませない方がおられますが、「できることを今すぐやる」という姿勢は大事です。

小さな企画から始めてみる。

参加してくれた人の声を聞きながら、少しずつ良くしていく。

そんな始め方の方が結果的にリスクを避け、着実に成長しながら成果を上げていくことができるんですね。

⑤続けられる仕組みを考えよう

良い活動も、続けられなければ意味がありません。

私が起業家さんをサポートしてきて、続けられなくなるのは大きく二つの要因があります。

お金がなくて続かない

1つは資金面で課題にぶつかり、事業を継続することができなくなる状態です。

これは中長期的な視点で管理を行い、リスクを避けて余裕を持つ意識を徹底することで、最悪の事態になるのを予防することができます。

心が折れて続かない

また、資金面での課題と同じか、それ以上に多いのは「心理面での負担が大きすぎて心が折れること」です。

もうダメだ…。

起業してから私も何度もそう思いました。

そして今となっては、「もうダメだ」と訴えられる方の相談に乗りながら、ゴールの再設定と戦略の見直しを行なっています。

大事なのは、起業家さんの想いや理想を形にすることであり、そのために必要な資金や心身の健康状態を確保することは、ものすごく大事ですね。

まとめ&ワンポイント|福祉現場の経験は企業における宝物

福祉の現場で積み重ねてきた経験は、きっと地域の課題を解決する大きな力になります。

そこに起業家のような柔軟な発想をプラスすることで、もっともっと可能性は広がるはずですよ!

大切なのは、新しい方法を取り入れながらも、「困っている人の力になりたい」という思いを忘れないこと。

その思いを大切にしながら、楽しく、でも着実に一歩を踏み出していけたらいいですね。

それでは今回お伝えする内容はここまでとなります。

最後まで読んでくださりありがとうございました。

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