ソーシャルワーカーの相談力を120%発揮する「ピント」の合わせ方
こんにちは!
社会福祉士・パーソナルコーチの
森山です!
今回は
「 ソーシャルワーカーの相談力を
120%発揮する「ピント」の合わせ方」
というテーマで
お届けしていきます!
今回の内容を押さえることができれば、
対人援助・相談職として
クライエントとのコミニケーションに
難しさを感じることがなくなります。
「あの人に相談すれば
安心できる」
というようなソーシャルワーカーを
時々お見かけするんですが、
私は個人的に
ずっと憧れの気持ちを抱いていました。
「どうやったら
安心していただけるような
相談員なれるんだろう…。」
と、
ずっと考えていたんですね!
私自身、
「どうにかスキルアップをしたい」
と考えて、
実践と学びを繰り返しましたが、
一方で
すぐには成果は出ませんでした。
現実は
うまくいかないことも多く、
相談員として
コミュニケーションを重ねるうちに
小さなストレス溜まっていくのを感じました。
今回は、
そんな私が、
コミュニケーションやコーチングなど
様々な学びを重ねるうちに、
「これだ!」と感じた方法を
実践に落とし込み、
実際に
上手く活用できている方法について
お伝えしますので
ぜひ最後までご覧いただけたらと思います!
ピントがズレていませんか?
まず
ソーシャルワーカー自身が持つ相談力を
フル活用して
充実した対人援助を行うためには、
「ピント」をいかに合わせるかということが
とても大切なんです!
実は
このことに気づいていない
ソーシャルワーカーや相談員に
私自身現場でたくさん見てきましたし、
自分自身も一生懸命になるあまり
ピントがズレてしまいがちでした。
なぜ
「ピント」を合わせるかというと、
方向性がズレているまま
コミュニケーションを図っても
お互いの言いたいことの真意が
伝わらないことが多いからなんですね!
たとえば、
相談場面などで、
あなたが必死に伝えているのに、
クライエントが耳を傾けてくれないことって
ないでしょうか?
また、
クライエントが
なかなか心を開いてくれないなど、
うまくニーズを引き出せないことって
ないでしょうか?
あなたの言葉をキャッチしてもらえず、
相手の言葉をキャッチできず、
それでもさらにキャッチボールを続けると、
どんどん話がずれてくるのは
ある意味で当然のことですよね…。
そこで、
大切なのは
「ピント」を合わせるということなんです!
相談において「ピント」を合わせる意味
「そもそも相談をする時に
「ピント」を合わせるってどういうこと?」
そう思われるかもしれませんよね?
実は相談において
ピントを合わせるというのは
「目的をその都度セットする」
ということなんです。
相談を進める前に、
目的を確認して共有できるかどうか…
目的からズレそうになったとき、
修正できるかどうか…
これらが
超重要な鍵になります!
これができないと
相談員としてのスキルやテクニックを
身につけたとしても、
的外れな相談援助になり、
クライエントからの信頼は得られません!
なぜ、
「目的をセットする」ということが
重要なのかと言うと、
クライエントが悩んでいないことに対して
情報提供しても意味がないですし
受け取る準備をしていない人に投げかけても
受け取れないからなんです。
仮に
目的や方向性が全く逆なのであれば
コミュニケーションは
傷つけあいに発展する可能性もあります…。
例えば、
行政窓口で
相談を受け付ける時などに、
相談に訪れている方の
ニーズを把握するのは
基本中の基本です。
そこを外すとこれから先の
すべてのコミュニケーションが
うまく行かない可能性が高いです。
でも意外と、
「介護が必要だけど
どうしたらいいのかわからなくて…」
という相談について
介護保険の概要や
使えるサービスについて説明を始め、
相談が上手く行かないというケースが
多いんですね!
相談員として
その原因に気づかなければ
クレームを量産してしまうという
最悪の相談員になってしまう
リスクがあります。
実際の相談場面では、
情報提供をする前に
必要なことがたくさんあります。
まず、
相談者が相談に訪れている目的を
もっともっと詳しく知る必要があります。
さらに、
相談者は介護保険について
すでにある程度の知識が
あるかもしれませんし、
ほとんど何も知らないかもしれません。
サービスについて、
知っているけど
「使いたくない」と
思っているかもしれませんよね?
このように、
相談者からの情報収集をした後に、
いよいよ情報提供をします。
仮に
介護保険について
説明をしたほうがいいと
判断したとします。
その時に、
いきなり
「介護保険に訪問介護というサービスがあって、
ヘルパーさんが介護や身の回りのお手伝いを
してくださいますよ!」
というのが
NGパターンになる可能性があります。
まず、
介護保険やサービスについて
たとえば
「〇〇さんの今後について考えた時に、
どうやったら安心して〇〇さんらしく
生活できるかということが気になります。
私がお伝えできることは、
いくつかあります。
その中でも、
「介護保険」について
ご説明できればと思うのですが…」
というように
「〇〇さん(相談者)の
安心した生活を考えるために」
という
介護保険について説明する目的と
受け取ってもらうための準備を挟むだけで
相談者は大抵の場合
耳を傾けてくれるようになります。
このように、
「なぜ伝えるのか」という「目的」を
相談者に伝えることはとても重要です。
そして、
「何を伝えるか?」は
相談者の話にじっくりと耳を傾けないと
見えてこないことが多いので
大前提として
ニーズの把握に重点を置くことが大切です。
どうやってピントを合わせるのか?
ここまで、
目的をセットして相談を始め
情報提供するときも
相手に「なぜ伝えるのか?」ということの
目的を先に伝えることが重要だと
お伝えしてきました。
この「目的」を確認、共有することなく
コミュニケーションを取り続けると、
遅から早かれエラーが起きます。
では、
ピントを合わせる…
目的をセットする相談って
一体どうしたらいいのかということについて
見ていきましょう!
確実な方法として
「価値観・評価基準・自我」を
一旦脇に置くということは
とても重要です!
その理由は、
相談員・相談者双方の共通の目的を
客観的に見渡して
見出しやすくなるからなんです。
例えば、
相談に訪れたクライエントが
どう見ても衛生面に問題がある生活をしていて
「それ、健康のこと考えたら
よくないですよ!」
と言いたくなってしまうことって
あるのではないかと思うんです。
でも、
その常識的な判断や
伝えたくなる自分を
一旦脇に置くんです。
今、目の前で
あなたと話をしているその「人」は
何を望み、
何に困っているのでしょうか?
これからどうしたいと思っていて
あなたにどうしてほしいのでしょうか?
それらを
いかに引き出せるか?
ここで重要なのが
積極的に傾聴するスキルであり
共感的な理解をすることです。
言語的な情報だけでなく
非言語情報からも
しっかりと汲み取るようにしましょう。
その後、
「それでしたら
「〇〇(目的)」にあった形で
私は「〇〇(具体的な提案)」
することができそうです」
という情報が
伝わるようになります。
つまり、
まずあなたの言いたいことを
伝えるのでもなく、
あなたの価値観で
判断するのでもないということなんです。
ピントがズレたら話すな!
ここまで
相談力を引き出すために
ピントを合わせる…
つまり
「目的を明確にした
コミニケーションをとる」
と言うことの大切さについて
お伝えしてきました。
「ピントがずれているな…」
と感じたら、
直ぐに修正を図ってください。
間違っても
ズレたまま
話を押し切ろうとしないでください!
これができるかどうかは
相談員としての力量以前に、
信頼を得られるかということを
決定づけます。
信頼は、
あらゆる人間関係を左右しますし
あなたの影響力を決定づけます!
また、
あなたの相談力が高まることで
クライエントの選択肢を広げ
より効果的な支援に
つなげることができます!
あなたが潜在的にお持ちの
相談力を解き放つということは、
あなた自身はもちろん、
身の回りのすべての環境の
未来の可能性を切り拓くと言っても
過言ではありません。
ぜひ、
今回お伝えした内容を
しっかり意識していただき
今後の相談支援に
ご活用いただければと思います。
また、
ここまでご視聴いただいた方だけに
特別に今回の内容を
補足する情報として
音声での追加メッセージを
ご案内をさせていただきます。
私自身が
セミナーで学び、
目から鱗が落ちた情報で、
日常のコミュニケーションに取り入れて
一切のストレスがなくなった内容です。
コミュニケーションに関する書籍などでは
あまり見たことのない内容でもありますので
もしよろしければご視聴ください!
「プロでも9割が見落としてしまう
コミュニケーションに関する意外な盲点」
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パスワード(59256)をご入力すると
ご視聴いただけます!
この音声メッセージの情報も
参考にしていただき
あなたの相談員としての魅力を
最大限に引き上げていただければと
思っています!
それでは今回お伝えする内容は
以上です!
最後までご覧いただき
ありがとうございました!