社会福祉士・ひとり起業家のVUCA時代に1ミリも我慢しない仕事術

「石の上にも三年、嫌なことでも我慢し続けた結果、きっと今よりはちょっとマシな未来が訪れるかもしれない」

これ、「ホンマなんか?」と疑ってみること!

実際疑ってみた結果、石の上にも三円思考は私の中では完全にNGだと結論づけました。

3年間自分が必死で一歩一歩階段を登っている間に、周りの人は時代の風をよみ、高く羽ばたいて想像を超える結果を手にしていることもあるということに気づいたからです。

そのような意味で、嫌なことを我慢し続けて目の前の状況に耐え続ける人生を送っているとしたら、他の選択肢に目を向けてみるのも手なのではないかと思うわけです。

国家資格をとって真面目に生きて思ったこと

そんな私は社会福祉士という国家資格を取得して、障害福祉サービス、介護保険サービスの現場で雇われて働いていました。

今思えば、当時の業務は「型」にはまったものが多く、ずっと違和感を感じていました。

仕事にやりがいはありましたし、クライエントさんとの出会いや現場で得た体験は私に取ってかけがえのないものです。

ただ一方で、

「何か違う」

ということを感じ始めていました。

そこで今振り返ってみると、「我慢」をしてしまった日々が、私の感覚を完全に狂わせてしまったのではないかと思うんです。

社会福祉実践現場での「我慢」の日々

では私はその時、どんなことに違和感を感じて、我慢をしてしまったのか…

シンプルにいうと、私が学生時代に学んで自分が果たしたいと思った役割と、現場での常識に大きな乖離があったんです。

もっと具体的にいうと、ソーシャルワーク実践というのはクライエントさんの生活課題を解消させて、幸せな人生を構築するための実践で、社会の中で生きづらさを抱える人たちとともに働く仕事だと思っていました。

そのために私たちソーシャルワーカーは、クライエントさん個人に働きかけることはもちろん、クライエントさんを取り巻く環境や社会全体を視野に入れて変革を促していく役割を担う…。

そう思ってきたんですね。

でも、障害福祉サービスも介護保険サービスも、法律や制度のもとで

やっていいこと、求められることがある一方で、これはやらないでねということがたくさんある

ということでがんじがらめだったんですね。