対人援助職が負の感情を適切に解消するための「大人の怒り方」!

こんにちは!

社会福祉士・パーソナルコーチの森山です!

今回は、
対人援助職が負の感情を適切に解消するための「大人の怒り方」

というテーマでお届けします!

今回の内容を押さえると、
「ネガティブ思考でイライラが溜まる…」
怒りを抑えなければならない」という
思い込みを外し、

「思いっきり怒る」ことで、
より良い状況を創り出すという
「新たな選択肢」
手に入ります。

もう我慢とは無縁になりますし、
怒りを爆発させて
後で後悔することも
一切なくなります。

相談援助職・対人援助職は
感情労働で
イライラしてもつい我慢することが
当たり前と考えてしまいがちです。

あなた自身、
ここ数日を振り返っていただくと、
仕事やプライベートで
イラッとしたこと…、

また我慢できず
怒りをぶつけてしまったことって
ありませんか?

以前の私にとっては、
もやもやした出来事が積み重なり、
ちょっとしたことで
「イラッ」としてしまうことって日常でした…(-_-;)

当時の私自身を振り返ると、
とてもつらかったですね…。

感情が高ぶるのを自覚しているのにも関わらず、
怒りを押さえ込み続けると
いずれそれが溜まりに溜まって
爆発してしまいそうになるのは当然です。

あまり我慢すると、
あなた自身がストレス
潰れてしまうこともありえます。

そういった事態を避けるためにも、
ぜひ今回の内容を
しっかり押さえていただければと思います!

大人の怒りのぶつけ方

まず結論をお伝えすると、
怒りなどの負の感情は
溜めすぎるとよくないのは明らかなので
思い切ってぶつけていただきたいです!

ただ注意が必要なのは
怒りの感情をそのままぶつけるのは
幼い子どものやり方なので

「大人の怒りのぶつけ方」をとるのが
とても重要だということです!

「大人の怒りのぶつけ方」が
重要な理由は、

感情をぶつけるだけだと
相手との関係性にヒビを入れ、
場合によっては
修復不可能なくらい
つながりを破壊してしまうからです。

具体的に言うと、
思い通りにならないことに対して
イライラが溜まってきて
ちょっとしたきっかけで
感情あらわにしてしまったときに

相手は身を守るために
応戦してきたり、
あなたと距離を取って
近づいてこなくなったりすることが考えられます。

仮に
相手の言動に
あなたの怒りの発端があったとしても、
あなたが怒りを相手にぶつけた後、

周りからすると
感情を爆発させた
あなたが悪いと言われてしまう状況になりかねません。

そんなのって
あまりに理不尽だと思いませんか?

つまり必要なのは
感情をそのままぶつけるのではなく
正しい「大人の怒り方」をするということなんです!

大人は言葉で怒りを伝える

もし相手に対して怒りを覚え
「怒りたい」と思ったのであれば
しっかりと怒ることが大切です!

その時は
「何に怒っているのか」をはっきりさせて
納得がいかないことを具体的に伝えたり、
相手にどうして欲しいのかということを
言葉で伝えましょう!

私はこのように、
言葉で伝えるのであれば、
おかしい事はおかしいとはっきり言うことも
とても大切だと思っています。

なぜなら怒りは言葉にすることで
「関係性の破壊」ではなく
「建設的な訴え」に変えて
相手に伝えることができるからです。

たとえば、
「なにいってんのか、
全然わかんない!!!(怒)」

ではなく、

「業務の指示について
しっかりと把握できないことが
とても多いです。

特に忙しい時に
どのように業務報告や相談をすればいいか
わからないときもあるので、
改善策を練りたいです!」

このように
言葉で伝えると、
相手も聞いてくれるでしょうし、

関係性を切るのではなく
「切り替える」「構築し直す」というなかで、
言いたいことを伝えられるんです。

感情をそのまま伝えるだけでは、
相手はあなたが怒っている理由すら
理解できないかもしれませんが

言葉で伝えることで
相手はあなたが怒っている理由や
その内容を認識することができますよね?

さらにあなた自身も
感情を言葉に変換することで
気持ちの昂ぶりを抑え、

広い視野を取り戻し
しっかりと自分の意見を持つことにも繋がり
それを適切に伝えることもできます。

相手にとっても具体的な問題の指摘をうけるのと、
感情をぶつけられるのとでは全然印象が違います。

あなたが仮に怒っていたとしても

「それぐらい真剣に
目の前のことひとつひとつに
一生懸命取り組んでいる」

ということが伝わり
周りからその姿勢に
高い評価と信頼を得られるかもしれません。

つまり
「怒ってはいけない」
「怒りは沈めなければならない」
もちろん一般論としてはそうなんですが

「理不尽な状況を我慢しつづけるのは
良くない場合が多い」ということを押さえ、

「そのやり方は違うと思います。
だって〇〇じゃないですか!」

という形で
しっかりと言葉で伝えるようにすることも
大切だということを知っておくといいですね!

「対決」の使い方!

今回は正しい怒りのぶつけ方として
1人の大人として
言葉でしっかり相手に伝えるということについて
お伝えしてきました。

実はこれ、
結果的に相手に怒りをぶつけなくても、
あなた自身の中で怒りを言葉にするだけで
「なんだか心が軽くなった!」という
実感を得られることもあります!

そこでまず
第一ステップとして
言葉にする!

第二ステップとして
実際に伝えるかどうかを判断する!

もちろん
相手に伝えるからには
相手から何らかの反応が返ってくるでしょう。

だからこそ、
考えて言葉にしなければなりません。

感情で怒りをぶつけるのではなく、
相手のためにも自分のためにも

ときには
職場や組織全体のことを考えて
怒りをぶつけることが、

「よくぞ言ってくれた!」
という役割をあなたが果たし、
感謝されるかもしれません。

ソーシャルワーカーが果たす役割として
誰かの権利が不当に侵害されているケースなどは
しっかりと向き合い対決すると言う姿勢が
重要になる場合もあります。

「おかしい事はおかしい」

それを伝えるのはとても重要なことです!

ただ最後にお伝えしたいのは
「対決を申し込むのは
どうなのだろうか」と
よく吟味することが大切なのではないかと私は思います。

実際の相談援助現場でも
インターネットを介してのつながりでも
自分と考え方の違う存在がいたときに

いきなり相手を否定しようとすると、
大抵の場合相手から反発を受けたり
相手の気分をただ害するだけで
自分も相手も不快になるということが
あるのではないかと思っています。

まずは自分の意見を持つこと、
そして相手の意見を聞くこと。

そして
いろんな状況踏まえて
自分が間違っていると思えば
すぐに誤りを正すこと。

そして相手の誤りに気づいたときに
あなたがどのような行動を起こすか?

その点について
ぜひ今回の内容を踏まえて
慎重に考えることが必要なのかもしれません。

私自身も日々
人間関係の中で悩みつつ、
怒りをためないように、
周囲との関係性に意識を向けるようにしています!

今回お伝えした内容が
あなたのお役に立てれば私としては嬉しく思います!

それでは今回お伝えする内容は以上です。

最後までご覧いただきありがとうございました!