仕事が辛くても自分を責めない!100%のソーシャルワーカーとしての視点

こんにちは!

社会福祉士・パーソナルコーチの森山です!

今回は、

仕事が辛くても自分を責めない!
100%のソーシャルワーカーとしての視点

というテーマでお届けします!

今回の内容を押さえていただくことで
あなたが今まさに、
仕事が辛い状況で
不安と悩みで頭がいっぱいだったとしても、

今の仕事について見つめ直し、
自分が果たした役割
再発見することができるようになります。

今後の事や
将来の生活について考えたときに
何も考えられず自分を責めてしまいたくなっていたとしても、

ソーシャルワーカーを志したときのきっかけや
相談援助の醍醐味を見つけ、
自分の内側から燃えたぎる情熱
感じることができます!

社会福祉士や精神保健福祉士
その他日本のソーシャルワーカーの中には、

日ごろの業務について
改めて考えてみたときに、

「何をやっているんだろう…」
と自分を見失う感覚になり、
バーンアウトしてしまう人も一定数おられます。

私の身の回りにも
がんばりすぎた結果
心と体のバランスを崩してしまい
休職や退職を余儀なくされた方もおられますし

私自身もある時
「自分の仕事って一体何なんだ?」
迷いを抱えてしまったことがあります!

そんな私がソーシャルワークについて学び直し、
自分の役割を見出して仕事への情熱が
再びメラメラと燃え始めた
きっかけとなった学びについて
ご紹介していくことにします!

ぜひ参考にしていただければと思います!

目的と対象について整理

それでは早速見ていきます!

突然ですが、
「ソーシャルワークとは一体何ですか?」
と聞かれ
あなたは説明ができますか?

なかなか一言で説明するのは難しいですよね?

今回は、
ソーシャルワークの
目的と対象は何かと言うことを改めて整理して
あなたの今の辛い仕事がご自身のやりたかった仕事かどうかを
ここでもう一度確認してみたいと思っています!

なぜここで改めて確認することが必要かと言うと、
あなたが仕事が辛いと思っている根本的な理由が

実は仕事の内容や方向性と
ソーシャルワークの実践との
「ズレ」にあるかもしれないからなんです。

このブログをご覧の方の中にも、
介護保険の事業所や施設で
生活相談員として勤務している方や

障害福祉サービスや
児童・家庭福祉の現場で働いている方も
おられるのではないでしょうか?

それぞれ、
様々なきっかけでソーシャルワークというものに出会い
学びや実践を重ねてこられた方も
多いことと思うんですね!

一方で
ソーシャルワークのグローバル定義等については、
国家試験を受験する時などは
なんとなく覚えたけれども

今はほとんど覚えていないという方が
ほとんどではないかと思うんです…。

改めて
ソーシャルワークの定義と目的、
そして対象を整理することで

自分自身の日ごろの業務や実践の方向性、
そして本来あなたが目指していた
ソーシャルワーカー像というのを
思い出すきっかけにすれば
今抱えている悩みの方向性が少し変わるかもしれません!

ソーシャルワークについて見直すべき理由とは?

実際にソーシャルワークのグローバル定義を見ていく前に
今の仕事に悩みを抱えている…

そんなときだからこそ
ソーシャルワークについて再確認していくことが
大切である理由をご説明します!

それは私の経験として、
福祉職や相談援助職を取り巻く環境の一定部分は
ソーシャルワークのグローバル定義の内容と
ズレているように感じたことをきっかけに
本当にやりたいことが見えてきたからなんです!

私が福祉現場で迷いを抱えたときに
改めてソーシャルワークについて学び直したことで、

「今やっている仕事って、俺がやりたかったことなんか?」
「そうだ!自分が果たしたい役割はこれだ!」

と思い出すことができたんですね!

それくらい、
当時の私が実践していた業務内容と
ソーシャルワークの意味や目的や対象が
かけ離れていたんです。

後で詳しく見ていきますが、
ソーシャルワークが目指すところは
ウェルビーイング(個人の生活が身体的・精神的・
社会的に良好であることを意味する概念)を
高めることであるとされます。

一方で
当時の私の勤務状況は
自分の身をすり減らしながら
限界のある制度と窮屈な環境の中

上司の顔色を伺ったり
ハラスメントまがいの言動に怯えたりしながら
残業こなしている状況だったんです。

業務の中で
ソーシャルワーカーとして働いていた部分が
50%もなかったり、
場合によってはソーシャルワークの考え方と反するような業務も
強いられたこともあったのではないかと思います。

そんな状況で
ソーシャルワークのグローバル定義について
確認をしたときに
改めて
「ソーシャルワーカーとして生きていきたい」
強く思うことができました!

グローバル定義を確認!

実際に ソーシャルワーク(専門職)のグローバル定義を
見ていきましょう!

【ソーシャルワーク(専門職)のグローバル定義】

ソーシャルワークは、
社会変革と社会開発、
社会的結束、および人々のエンパワメントと解放を促進する、
実践に基づいた専門職であり学問である。

社会正義、人権、集団的責任、
および多様性尊重の諸原理は、
ソーシャルワークの中核をなす。

ソーシャルワークの理論、社会科学、人文学、
および地域・民族固有の知を基盤として、
ソーシャルワークは、
生活課題に取り組みウェルビーイングを高めるよう、
人々やさまざまな構造に働きかける。

この定義は、
各国および世界の各地域で展開してもよい

 

またソーシャルワークの
グローバル定義の日本語訳文の脚注には

「ソーシャルワークとは
人々が主体的に生活課題に取り組み
ウェルビーイングを高められるよう
人々に関わるとともに

ウェルビーイングを高めるための
変革に向けて
人々とともに様々な構造に
働きかける」

と言う意味合いで
理解すべきであろう」

という
説明があります!

つまり、
ソーシャルワークの目的は
ウェルビーイングを高めることということが
確認できることに加えて、

ソーシャルワークの対象は
人々に生じている「生活課題」
その生活課題が生じる背景としての
「社会」とされます。

このソーシャルワークのグローバル定義を見て
あなたがソーシャルワーカーを
志したきっかけや
学んできた経験を含めて考えたときに

今のやっている仕事が
ソーシャルワークとかけ離れているのであれば
ある意味では悩みを抱えるのも
仕事が辛いのも当然なのかもしれません。

私のケースで言うと
個別の相談や生活課題の解決や緩和に向けての取り組みを
行っていましたが
ごく限られた範囲でしか実践できませんでしたし

事業所の方針なども含めて
不完全燃焼で
くすぶってしまうことも多かったです。

グローバル定義について見直し、
さらにいろいろな教材で学びを進めることで
ソーシャルワークのアプローチ方法や
クライエントや社会に対し、
どのような働きかけができるかということなどについて
「選択肢は無限にあるんだ」と気づくことができたんです!

ソーシャルワークのグローバル定義は
ある意味で抽象的な表現も
多く含まれていますが

その内容を参考に
日ごろの実践と目指すべき ソーシャルワーカー像とを
照らし合わせて確認してみていただけたらと思います。

環境を調整することで自分の力を開放する!

ここまで
ソーシャルワークのグローバル定義なども含め
ソーシャルワークとは何かと言うことや
その目的や対象も含めて
ざっと確認をしてきました。

受験対策で教科書などを購入した方は
改めてその内容などを見直していただけると
重要な気づきがたくさん得られることと思います。

仕事が辛いと言う状況が長く続くと
つい自分自身を責めてしまいがちです。

ソーシャルワークの視点でいうと、
それは必ずしも
あなたになにか落ち度があるというのではないとも思うんです。

あなたを取り巻く環境に、
何らかの問題が潜んでいる可能性も
十分にあるのではないかと思うんです。

こういった捉え方は、
ソーシャルワーカーとしての視点であり、
クライエントを
エンパワメントするために
必要な視点なのではないかと
私は感じています。

この支店を持つことで、
今抱えている悩みを
別の角度から切り口を変えて眺め
明日からの仕事に生かすことに
つなげられるのではないかと思うんです。

今回は少し堅苦しい言葉も含めてお伝えしてきましたが
ソーシャルワーカーとしての生き様や
自分が果たしたい役割について
将来に理想を描くことができるのであれば、

あとは
それに応じて具体的な選択を
していくだけなのではないかと思います!

そういった意味で
視点を切り替えれば、
選択肢はいくらでもあるということを

頭の片隅においていただき、
気持ちをフッと楽にすることができれば、
これからの働き方や
あなた自身のソーシャルワーカーとしての役割について
新たな気づきを得らえるのではないかと思います!

ぜひ今回の内容を
今後の業務を見直したり
学び直したりするためのきっかけにしていただければ
私としては嬉しく思います!

それでは今回お伝えする内容は以上です。

最後までご覧いただき
ありがとうございました!