ソーシャルーカーの相談スキルが
10倍アップする「コーチング」の魅力

こんにちは!
社会福祉士・パーソナルコーチの森山です!

今回は、

「 ソーシャルーカーの相談スキルが
10倍アップするコーチングの魅力

というテーマでお届けします!

今回の内容を押さえていただくことで、
まだ信頼関係が十分に構築できていないクライエントとの間に
強固なラポール(専門的な援助関係)を結び、
あなたとクライエントの協力の下

クライエント自らが

状況を改善するための行動を

積極的に起こしてくれるようになります。

その他にも、
業務全体の効率が劇的に上がり

ストレスなく
サクサクと仕事が進むようになりますので、

体力的な消耗や
心理的な疲れを感じずに済む状態が
当たり前になります!

ソーシャルワーカーとして働く中で、
毎日の業務が
相談を含めてコミュニケーションの連続という方も
おられるかもしれません。

その中には、
苦手意識を持ってしまう方との相談など、
考えるだけで胃が痛くなるというようなことも
十分にありえるというくらい、
相談を仕事にするって
ある意味で大変なことです。

つい、
自分の相談スキルに自信を持てなくなってしまい、
自己否定したくなることもあるのではないでしょうか!

そこで今回は、
「コーチング」の概念とその魅力について
ご紹介する中で

クライエントからの
信頼に応えられるような
ソーシャルワーカーとしての実践力相談スキル
確実に高める方法をお伝えしていきますね!

ソーシャルワーカーにとってのコーチング

まずお伝えしたいことは、
ソーシャルワーカーとして働く上で
「コーチング」を導入することで
コミュニケーションスキルや対人援助スキルなどを
超効果的に高めてくれるんです!

コーチングというのは、
ここ数年で特に一般的になってきた言葉ではあるんですが、
「よく知らない」という方も
多いのが現状なのではないかと私自身は感じています。

コーチングというのは、
いろんな定義がありますが、

わかりやすくお伝えすると
「相手の目標や課題解決が達成できるように、
その人の特性、強みを活かし、
能力と可能性を最大限発揮することで、
自分自身で考え、行動できるようサポートする…」
そんな概念と捉えてください。

このコーチングが
相談スキルを高める理由は
クライエントが自らが抱える問題を積極的に考えて
自分で問題解決をしようとする力を引き出したり、
サポートしたりすることで

強い信頼関係のもと
協力して問題解決に
取り組めるようになるからです。

例えば、
相談に訪れるクライエントは、
何かしらの問題を抱えていることがほとんどです。

そして、
ときにその問題は
様々な要素が複雑に絡み合っていることもあります。

クライエントは
不安恐怖、そして絶望感
抱いていることもありますし、

ソーシャルワーカーとしても
相談に乗っている間に影響を受けて
しんどくなったり、
クライエントから予想外の攻撃的な言葉を
浴びてしまうこともありえるんです…。

そこで、
コーチングを使うことで、
相談員として問題解決の方向性を見立て、
クライエントの持つ力を信じてサポートしつつ、

クライエントを取り巻く状況を
変化させるためのアクション
取ることができるんです!

クライエントの積極性を引き出す

ここで、
コーチングが相談スキルを高める理由について
もう少し詳しく見ていくことにしましょう!

コーチングを相談援助に活用すると、
どうなるかというと、

クライエント本人が
相談の効果を感じやすく
相談内容に納得しやすくなるという
大きなメリットがあるんです!

なぜ、
このような状態が引き起こされるかというと、
コーチはクライエントのニーズを適切に捉え
介入の程度や方法を見極めて、

あくまでもクライエントが自分で問題に向き合い、
解決しようとする姿勢を支え、
サポートする役割を担うからなんです。

たとえば、
相談員として働く中で、
クライエントのために全力で働いているのにも関わらず、
クレームが寄せられることもあるかと思うんです。

相談員として、
このような場合は心が折れそうになることも
あるかと思うんですね…(-_-;)

ただコーチングにおけるコーチは、
クライエントに命令したり、
指示をしたりすることはありませんし、

あくまでも情報提供や
効果的な質問を重ねながら
クライエントが自分で答えを導き出すことを
サポートするんです。

つまり、
そのようなソーシャルワーカーの姿勢に、
クライエントは安心感を持って手を取り合い、
自分で決断して
積極的に行動できるようになるんですね!

実践にコーチングを応用する

コーチングは相談援助場面だけでなく、
ソーシャルワーカーが働く現場での応用範囲が
とても幅広いんです!

例えば、
障害福祉サービス、
就労支援の現場で
私が経験したエピソードなんですが、

利用者さんが作業に取り組まれるのを
私は支援員として見守っていました。

その時に、
利用者さんが私を呼び、
作業の方法について尋ねてこられたんです。

そこで私は、
作業方法について説明しても良かったのですが、
説明するかどうかはしっかりと吟味すること
重要だと感じました。

実際にその時は、
説明することとは
別の選択肢を取りました。

なぜかと言うと、
説明するよりも必要なことが
あると感じたことや、

利用者さんの利益を考えた時に
考える力を奪うようなことがあってはならない
判断したからです。

このケースで言うと、
数日前にも
作業工程をお伝えし、
一緒に取り組んでいました。

私はその利用者さんが
作業の方法について
忘れているわけではないと考えました。

そこで、
「ちょっと一緒に作業していいですか?」
と声をかけて

隣に座って
一緒に作業をしたんですね…。

すると、
利用者さんが作業の手を動かしながら、
昨日の夜、家族とトラブルが合ったことや
それが原因で眠れていないことや
体調が優れないことについて伝えてくださったんです。

つまり、
利用者さんが「作業手順を教えて!」という
言葉をかけてきた時に、

場合によっては
そのまま作業手順を伝えるだけでは

大きな意味を持たないこともあるということなんです。

そのあたりをしっかりと見定めるのも
ソーシャルワーカーとして必要な考え方であり
コーチングの要素を含んだ考え方と言えそうです。

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コーチングを学ぶときの注意点

ここまで見てきたように
コーチングは相談援助を効果的に行うことが
できるだけでなく、

実践のあらゆる場面で活用すると、
絶大な効果を発揮します。

ぜひ、
積極的に学びを進め、
使いこなしていただきたのですが、
いくつか注意が必要です。

なぜ注意が必要かと言うと、
「コーチング」と言っても
テクニックやスキルの習得だけに取り組んだり、
コーチングを小手先で実践しようとすると
うまくいかないからなんです。

「コーチング」学ぶときには
あなたの実践に活用できそうな内容であるかを
しっかりと見定めることが必要です。

仮に、
コーチングという言葉に惹かれて
セミナーを受けてみたものの、
金額の割に内容が浅いというようなものも
たくさんあります。

コーチングについて学ぼうと思えば
コーチとしての基盤となる
知識や技術を固めることはもちろん、

適切なマインドで学びを重ねて
クライエントのためにテクニックやスキルを
使いこなせるようにしなければ、

結果的にコーチとクライエントの関係性に
大きなヒビが入るなど、
援助実践に悪影響が生じる危険性があります。

また、
コーチングに重要なのは、
クライエントに対する姿勢であり、

コーチ自身が
どのようにマインドを使いこなしているかが
とても重要だということも最後に付け加えておきます。

今回お伝えした
障害福祉サービスの現場におけるエピソードも、
その場の対応として
何が良かったかということはわかりません。

ただ、
クライエントの利益のために、
その場で常に全力を尽くす姿勢を持つことや、

目に見える情報だけではなく、
微妙な心の動きや
人と人、人と環境などの
関係性にもしっかりと目を向けることができるかどうか
現場での実践において
常に考慮する必要がありそうです。

そういう意味で
コーチングはあなたの実践力や
相談スキルを高めるために
大きなヒントを与えてくれるような考え方がたくさんあり、

この魅力的な概念を
ソーシャルワークに積極的に導入するのは
とても大切だと思っています。

興味を持たれた方は、
是非機会を見て
コーチングについて学んでみることをおすすめします!

それでは今回お伝えする内容は
以上です。

最後までご覧いただき
ありがとうございました。