社会福祉士が1人で独立・起業を考えた時の正攻法と確実な成功法
こんにちは。森山です。
コーチングやソーシャルワーク、働き方や大切なものを守り続けるために必要なお金の稼ぎ方などについて情報提供しています。(ツイッターはこちら)・(YouTubeはこちら)
今回お伝えするのは
「社会福祉士が1人で起業する方法」
です。
この記事でお伝えする内容をご理解いただくことで、
- ビジネス初心者でも堅実&安定的に収益化する事業を成功に導く手順を理解することができます。
- 社会福祉士としての強みや経験値、専門性・知識・スキルを活かしてクライエントに価値提供するようなビジネスを成功に導くための超手堅い方法を学び取ることができます。
逆に今回の内容を押さえないまま、「思いつき」「勢い」で独立・起業するとどうなるでしょうか…。
- クライエントへのサービス提供よりもお金のことで頭がいっぱい
- 常に目の前のことに追われて忙しくて事業を立て直すこともままならない
そのような状態に追い込まれてしまいます。
そうならないためにも、社会福祉士として独立・起業を視野に入れている方は、ぜひ今回の内容を最後までチェックしていただければと思います。
Contents
社会福祉士としての独立・起業する正攻法と成功法
今回お伝えするのは「正攻法」と「成功法」ということで、2つの側面で事業を成功に導く方法をお伝えできればと思っています。
社会福祉士が1人で独立・起業する正攻法
まずは「正攻法」についてお伝えします。
社会福祉士として福祉に関する事業を行うということです。
介護保険や障害者総合支援法に基づくサービス
例えば、
- 介護保険法に基づく通所介護事業所(デイサービス)を経営する
- 障害者総合支援法に基づく障害福祉サービスを立ち上げる
このように、社会福祉士としての知識や経験値をもとに起業するわけですね!
まず社会福祉士として独立起業する「正攻法」としては、このような形が考えられるのではないでしょうか?
独立型社会福祉士事務所を開設することも!
また、「認定社会福祉士」として独立型の社会福祉士として活動することもできます。
その場合は、
- 講師活動をして収益を得る
- 居宅介護支援事業所でのケアマネとしての業務を行う
- 成年後見人となって正当な対価を得る
この辺りが、収入を得る方法としては一般的でしょうか?
社会福祉士として正攻法で独立起業するステップ
この「正攻法」をとるのであれば、次のようなステップで起業することがオススメです。
- 事業アイデアについて情報収集・検討→決定
- 事業計画書を作成→資金調達
- 事務所や店舗を借りる→事業スタート
このように、起業する際には綿密なビジネスプランを策定し、必要な資金を集めてくる必要があります。
また、介護保険法や障害者総合支援法に基づいて実施するサービスなどは、法律の目的を理解し、必要な要件を満たして事業を行う必要があります。
例えば
- 法人格が必要か?
- 人員配置基準や設備基準は?
これらのことはもちろん理解しておく必要があります。
独立開業時から手続きなどが煩雑
事業を開始・運営していくために知識を得ることが必要です。
指定を受けるための手続きが必要であれば、書類作成も含めて事業開始前にやらなければならないことがたくさんあります。
このように考えると、実際は社会福祉士が1人で独立・起業するのは厳しく、ここまでお伝えした例の中では、「独立型社会福祉士」が最も現実的かと思います。
プロの力を借りるのも大事
ただどちらにせよ、制度の理解や手続きに不安があれば後々大きなトラブルになることもあります。
そこで、必要に応じてプロのサポートを受けることをオススメします。
ただ、なんでも人任せにすることはできませんので、自分自身も制度に関する理解を深めておくことは必須と言えるでしょう。
社会福祉士がひとりで独立・起業する確実な「成功法」
ここまでお伝えした方法は「正攻法」ですが、実は私は「正攻法」をとっていないんですね…。
事業所を持っているわけでもなければ、独立型の社会福祉士でもありません。
ここからは私が実践している「成功法」についてお伝えします。
(実はリスクが少なくてコツコツ学びと実践を積み重ねて自分自身の成長と安定的な収益化、そして時間の自由を得て場所の制約までなくなる方法なんです…)
ソーシャルワーカーとしてオンラインで教育サービスを提供
私が実践しているのは
オンラインで教育サービスを提供する方法
です。
社会福祉士として培った経験値や学び、実践スキルを情報としてまとめて、それを欲している人に届けることで価値を生み出し収益化することができます。
これまでに実践してきた方法としては
- 社会福祉士国家試験受験対策
- 自治会・町内会の会議ファシリテーションスキル向上講座
- オンライン講座集客術&Zoomに特化したレクチャーと資料作成スキル向上レッスン
などなど、挙げるとキリがありません。
これらは、私がこれまで実際に学んだり経験を積み重ねて得た知識やスキルを、動画講義にまとめたり、Zoomでレクチャーをしてきたものです。
社会福祉士の国家試験で合格を目指されている方や、地域の会議の進め方に悩まれている方、Zoomで分かりやすく飽きさせない講義の進め方や集客の方法など、周りに目を向けると困りごとはたくさんあります。
その中で、自分がすぐにでもできることで、価値に変わりそうなことを見つけて、提供する。
それが、ビジネスになっているということです。
家から一歩も出ずに安定して収益化できる
この私が実践してきた「成功法」は、
- 家から一歩も出ずに収益化することができる。
- 毎朝決まった時間に起きて出勤せずに済む
- 人間関係の悩みを仕事で抱える必要がない
など、さまざまなメリットがあります。
私は雇われて働いている時と比べてストレスが激減し、生活の自由度は高まり、雇われている時より集中して地域をベースにした実践に取り組むことができています。
オンラインでの価値提供は受講生にもメリットがたくさん
実際、コロナ禍において在宅ワークがかなり一般的になりましたが、私はその前から個人で家にいながら好きな時間に仕事をして稼ぐというスタイルを導入していました。
そのきっかけは遠方の受講生さんからの指導依頼でした。
Zoomがほとんど浸透していない時代から、私はZoomを活用して教育活動を行ってきました。
片道2時間以上かけてきていただくのも気が引けるし、私が出向くにしても交通費が発生します。
Zoomであれば遠距離にいる人に情報提供をすることができ、録音・録画したデータを渡すこともできます。
また、講義などは動画などにまとめておけば、多くの受講生さんに価値提供ができます。
受講生さんの立場に立って考えても、家にいながら動画で学べるのは大きなメリットですね?
さらに、繰り返し視聴することもできれば、倍速で視聴することもできます。
社会福祉士として結果にコミットする価値提供を
ただ、「動画を作れたら稼げますか」というと
そんな簡単な話ではない
ということはご理解ください。
事業を成功に導くためには「動画」はただのツールです。
ビジネスは「お客さんが抱える課題を解決に導くことができる」からこそ、収益化できるわけですよね?
実際、オンラインでの講義で受講生の集中を保つ工夫はこれまでいろんな試行錯誤を重ねてきました。
そのような方法に加えて、事業テーマ選びやコンセプト設計、コンテンツ作成など、ビジネスの基本的なスキルを身につけることも必要です。
社会福祉士としての学びや経験を転用する
ここまでの内容を読み進めていただいて、「そんな方法があるんだ」「でも、本当に稼げるの?」というようなさまざまな思いが頭の中を駆け巡っているのではないでしょうか?
そこで最後に少しだけ具体的な情報提供をしていきますね!
社会福祉士としての学びや経験は転用すればビジネスとして大きな価値を生み出すことができます。
市場選定やテーマ選定、ターゲットやポジショニングなどビジネス・マーケティングに関する基本を学ぶことは必須ですが、知識を得て実践を重ねることで、リスクをとることなく事業を成功に導くことができるんですね。
学べば見えることはたくさんある
ビジネスについて学びを深めるとわかることですが、世の中ではさまざまな商品・サービスが取引されています。
市場の中で、個人で稼ぎやすい市場やそうではない市場、規模の大きな市場や小さな市場などがあることも、学ぶ中で見てきます。
このように考えた時に、社会福祉士として得てきた経験値や、これまでの学び・実践スキルなどを、「収益化しやすい市場」でお金に変えること。
これが、社会福祉士としてのビジネス「成功法」として個人的にオススメです。
経済的な基盤と時間の自由を確保
この「成功法」で、経済的な基盤を構築しつつ、社会貢献活動に取り組んだり、家族との時間や趣味の時間、学びの時間などを確保することもできると思うんですね。
実際、私は障害福祉サービス事業所や、介護保険サービス事業所で雇われて働いていましたが、経済的な安定とは程遠く、自由に学んだり地域活動に取り組む余裕なんてありませんでした。
また、業務の中で法人・組織の思いと専門職としての思いとでジレンマを感じて苦しい思いや理不尽に感じることもたくさん経験してきました。
「このまま、精神的にしんどくなってしまったり、自分の気持ちを押し殺してまでもこの仕事を続けるのはやめよう」と、心の底から強く思ったのを今もリアルに思い出すことができます。
個人でお金を稼ぐ力を身につけて社会貢献に集中する
今では、ひとり起業家、スモールビジネスの構築について情報提供していますが、これまでに私の元に訪れる方は「社会貢献がしたい」「いい仕事がしたい」という思いを抱えている方がほとんどです。
その中で、組織の雰囲気や人間関係などに疲れてしまって、本当に休職や退職を余儀なくされる方もおられました。
私としては、社会福祉実践、ソーシャルワーク実践をするにも、社会貢献をするにも、それらとは直接関わらないビジネス活動をするにも、自分らしさを見失うと辛いということを実感しています。
そして、それぞれの行動について目的を意識し、具体的な行動を選択することが大事だと考えています。
私は、頑張って働いているうちに、「あれ、こんなことをするために自分は社会福祉士になったんだっけ?」と思うことがありました。
もし、あなたも自分の働き方について迷う状態にあった時、心と体をゆっくり休めて、、もう一度自分の在り方を見つめ直し、自分の役割を見つめ直すのも大事なのではないでしょうか?
それでは今回お伝えする内容はここまでとなります。
最後まで読んでくださりありがとうございました。