対人援助職の実践コミュニケーション術【超シンプル&誰でもデキる】
今回は
コミュニケーション能力を鍛えるための秘訣
を「基本編」「手段編」「スキル編」の3つに整理してお伝えします。
対人援助職にとって「コミュニケーション」は実践のキモであり業務そのもの!
とはいえ、私自身も仕事でもプライベートでもコミュニケーションに課題があり、コミュ力の高い人を観察しては日々実践に活かせないものかと試行錯誤しています。
そこで本記事の内容は、
- 話す力も聞く力もどんどん上達してくるのを実感できる!
- 自信を持ってコミュニケーションができるようになる
- 人間関係の悩みやストレスが全て消えて無くなる!
このような状態が手に入れるための情報をお届けします。
ぜひ最後までチェックしてみてください!
Contents
コミュニケーションの基本&必要な能力【基本編】
では早速コミュニケーションやコミュニケーション能力について、基本的ところから一緒に確認してみましょう。
コミュニケーションは自分だけでは完結しない
最初に確認したいのは、
コミュニケーションは双方向性のもので、自分一人では完結しない
ということです。
この理解が当たり前のこととはいえめちゃくちゃ大事なんですね。
というのも、私たちはつい「何を伝えるか」「どうやって聞くか」ということばかり考えて独りよがりな思考に陥りがちだからです。
自分では「うまく伝えたつもり」「しっかり聞いたつもり」でも、相手が「う〜ん」という状態ではコミュニケーションがうまくいったとは言えないですよね?
社交的だからGood?内向的はBad?
また、私はソーシャルワークやコーチングの実践経験もあり、講師活動をしたりオンラインで情報発信をしていますが、
社交的な性格かと言われるとそうでもない
ということもお伝えしておきたいんですね。
どちらかというと私は内向的な性格ですが、コミュニケーションに関して技術を高めようと奮闘中です。
自分の性格やタイプはコミュニケーションに影響を与えることもあると思いますが、大切なのは自分のことをしっかり理解して、目的を持ってコミュニケーションをとることだと私は考えています。
コミュニケーションお化けの「使い分け力」と意識
これまでに「コミュニケーションお化け」といえるくらい流暢に話し、周りをハッピーにさせる人を見てきました。
そんな人を何人も見ていて気づくことは
「使い分け力」が高い&意識が高い
ということです。
例えば、人の話を聞くタイミングでは「聞く」ということに集中し、相手の思いをしっかりキャッチされているように感じます。
ミーティングなどで話を進めていても、皆が安心して意見を出しつつ、方向性のズレはすぐさま修正をして、時間内に意見をまとめて整理されます。
その他特徴を挙げればキリがありませんが、場面の読みが優れていて、必要に応じて自分が何をすべきかを使い分けられている気がしました。
また、自分のコミュニケーションを振り返り、より良いコミュニケーションをするために工夫を重ねておられます。
意識を固く持ち、改善を重ねるからこそ、コミュニケーションが上手になるんですね!
言語or非言語コミュニケーション【手段編】
続いてコミュニケーションについて「言語」「非言語」について一緒に確認をしていきましょう。
言語コミュニケーション
まずは言語コミュニケーションですが、これはわかりやすいですよね?
「こんにちは」という挨拶は言葉を使って情報伝達が行われています。
このような言葉を使って行われるのが言語コミュニケーションです。
非言語コミュニケーション
では非言語コミュニケーションとは何なのかというと、「身振り」「手振り」を使ったものや「声のトーン」なども含めた情報伝達です。
先ほどの「こんにちは」も、「ちょっと機嫌が悪いのかな」「体調が悪いのかな」「元気そうだな」というような違いを感じることができるはずですよね?
つまり実際はほとんどの場合、言語・非言語が合わさって情報伝達、意思疎通がなされているということです。
非言語コミュニケーションを疎かにしないこと!
ここまでの内容で、言語・非言語のコミュニケーションについてご理解いただけたと思います。
そして、実際はかなり多くの人が「言語」に偏って考えがちだということをご理解いただき
非言語の重要性について認識するだけでコミュニケーション力は一気に上達するということに気づいていない
という印象があります。
私のこれまでの経験では、言語コミュニケーションも大事ですが、非言語コミュニケーションに「伝わりやすさ」の秘密があるようにも思います。
もちろん、どちらか一方が大事だという話ではないので、どちらも大事にしながら非言語コミュニケーションも意識を高めるといいですね!(この後、非言語コミュニケーション力を高める秘訣についてもお伝えします)
コミュニケーション基本2スキル&鍛え方【実践編】
では続いてコミュニケーションの基本となる2つのスキルについてみていきましょう。(まずは言語コミュニケーションを中心にお届けします)
「伝える力」を磨き上げる
1つ目のスキルは
「伝える力」
です。
同じ内容を伝えるなら「短く」「シンプルに」「わかりやすく」伝えられればいいですよね!
具体的に「伝える力」を高める方法はいくつもあるでしょうが、まずは意識を高めて自分の伝え方について客観的に把握するのがオススメです。
できることなら録画・録音をすればよく把握できますし、文字に起こしてみると驚くほど「無駄」な表現を盛り込んでしまっていることに気づくはずです。
そして自分の表現の無駄や癖を把握したら、わかりやすくまとめるために「削ぎ落とす」工夫をしてみると伝える力が身に付いてきますよ!
「聴く力」でコミュニケーション上手に
2つ目のスキルは
「聴く力」
です。
私は対人援助職・相談員・コーチとして実践をしてきた経験が長いせいか、「聴く」ということの意識を高く持つようにしています。
そして、実際に「伝えるのが上手い人」は同時に「聴くのも上手い」と感じることが多いです。
なぜそうなるかというと、
「まず自分が伝えたいことを伝える」のではなくて、「相手が望んでいるものを把握してから伝えべきことをシンプルに伝えるということができるから」
です。
そう考えると、コミュニケーション上手は「聴き上手」と言えるのではないかと思います。
そして「聴く力」を高めるコツは集中するということです。
他に気になることがあると当然集中はできませんし、「次に自分が何を言おう」と思いすぎて相手の話を聞けないこともあるかもしれません。
もちろん、次に自分が何を伝えるかも大事なんですが、「聴く」ことが疎かになるとコミュニケーションエラーが生じますので、注意が必要ですね。
非言語コミュニケーション力を高める秘訣【実践編】
では最後に非言語コミュニケーションにおいて「伝える力」「聴く力」についてみていきましょう。
「伝える力」(非言語編)
非言語コミュニケーションにおいて「伝える力」を高めるためには、シンプルですが
「心からの思いを込める」
のがポイントだと考えています。
そして、自分と相手との「関係性」や、その場の「空気」を把握することに努めながらも、全身全霊で伝えること。
この「見えないものも操る感覚」で、相手に伝わるように思いを込めれば、自然と「伝えるための姿勢」になりますし、「伝えるための身振り」が出てくるはずです。
逆に、伝えたいという思いがなく、「身振り」「手振り」のトレーニングをするのはあまりオススメではありません。
相手に「わざとらしいな」と感じられてしまうと、一気に関係性が微妙な感じになってしまいますよ!
「聴く力」(非言語編)
「聴く力」も非言語を意識することが大事です。
例えば、相手が「辛いです」ということを打ち明けてくれた時に、
「つ」「ら」「い」「で」「す」という5文字の情報しか捉えられないのと、その背景や思いをキャッチしようとするのでは全然読み取れる情報の量が違う
わけですよね?
私も実際に介護現場でクライエントさんから「もう死にたいわ」と言われたことがありますが、その時に「死にたい」という言葉とその背景にある思いをどうキャッチするかがその後の支援の質を左右すると実感しました。
相手の表情や仕草から読み取れることはたくさんあります。
「もしかしたら辛いのかな」「この前より元気そうだな」などと想像を巡らせながら、コミュニケーションの中でさらに深く相手の理解を進めていただければと思います。
まとめ 対人援助職の実践的コミュニケーション
ここまで「実践的コミュニケーション」について対人援助実践経験やこれまでの失敗や学びなどを含めて情報提供してきました。
少しでも役に立つ情報があったのであれば嬉しく思います。
また、YouTube・他のブログ記事などでも情報提供していますので、興味がある方はチェックしてみてください。
また、会員サイトでは「コーチング」などの切り口から、自分の頭の中を優しさで満たして、コミュニケーションにおいても相手と豊かさを共有するための情報を提供しています。
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それでは今回の内容はここまでとなります。
最後までチェックしていただきありがとうございました。
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