【対人援助職の働き方】不安を未来に!人生設計3つのヒント〜社会福祉士・コーチ〜

ヒント1:不安は未来をより良くするための予兆

まず迷いや不安を抱えてしまう時の「不安」について、その正体に迫っていきましょう。

私はコーチになろうと決意してから、心理学や認知科学や脳機能に関する知識について学びを深め、「不安」が生じるメカニズムについても学びました。

不安というのは「未来をよりよくするための予兆」であり、このことを多くの人が忘れているんですね。

太古の昔から不安が危機を避け未来を創造してきた

私たち人間も太古の昔は森の中で動物を追いかけるような生活をしていたり、農耕・牧畜が主な産業だった時期も長いわけです。

そんな時に、「明日食べる肉や魚がなければどうしよう」「不作でお米が取れなかったらどうしよう」というような不安な気持ちになることがあると思います。

つまり、

「このままいけば未来によくないことが起こるぞ!」という危機を予期して不安が生じる

わけです。

その不安があるからこそ、私たちは「弓矢」「斧」などを開発したり、「農具」を使って作業効率を上げるだけではなく、食料を保存する技術まで編み出してきました。

これは「不安」があったからと言えるのではないでしょうか?

つまり、不安があるから今の私たちの生活があり得るわけですね。

不安を感じなければ現状維持や失敗が続く

こう考えると、不安な気持ちを感じない人は「明日大事な仕事がある」けど「ま、いっか」と考えて同じ失敗を繰り返し現状維持を続けてしまう恐れがあります。

一方で、

「このままじゃダメだ」ということを予期する能力に長けている人が「不安」を強く感じ、同じ失敗を回避しようとする

わけですね!

不安な気持ちを未来に向けて活用する

ただ、不安に襲われて立ち止まっているだけでは危機を避けることができません。

不安をうまく活用して、実際により良い未来を作り上げていくことができればいいですね!

その具体的な方法として、「自分らしく居られる場所づくり」であると思っています。

例えば家庭などで大切な人と尊重し合える関係を構築することで、家族を守るために仕事に行ける。

また、職場で目的を共有し、役割を分け合って協力できる仲間がいるからこそ、成果が最大化する…。

このことから、家庭でも職場でも、自分が安心できる環境や力を発揮できる関係性を築く意識が大事なのではないかと思うんですね。

ヒント2:社会は激変する→夢も自分自身も変化させる

次のヒントは

「社会は激変する中であなた自身も掲げ続ける夢も変化させていくことが大事」

という話です。

昨今、生成AIやロボット技術など、革新的なテクノロジーが次々と生み出されています。

悩める
対人援助職

でもまだまだ社会は大きく変わらないですよね!

このようにお考えのあなた!!!

実は開発されたテクノロジーが世の中に行き渡るスピードというのは、思っているより早いものです。

悩める
対人援助職

え!!!

実際、30年前にはみんなノートパソコンを持っていたりスマホ片手に電車に乗るなんてことは考えられませんでした。

10年前の社会と今では何が違いますか?

時代の変化は激しくなる中で、これから30年先のことを考えると、過去30年より大きな変化が待ち受けているのはいうまでもありません。

あなたは変わらないのですか?

そんな社会が激変する時代において、「自分自身はどうなんだろう」と考えてみるといかがでしょうか?

そんなことを言っている私自身も成長できずに迷いを抱えた時期がありました。

「ここ数年、進歩していない気がする」と感じた時期があったんですね…

その時期は本当に辛かった記憶があります。

今振り返るとその中で足掻き続けた経験は、今の自分にとって大きな糧となっています。

つまり、何も変わっていないように思えても、確実に何かが変わっているわけですし、なんなら確実に老化は進んでいるわけですね。

どうせ変わっていくなら豊かな方向性に

そして、

どうせ変化をするならより豊かな人生が待ち受ける方向に変化をしたい

と思いませんか?

悩める
対人援助職

そりゃそうですよね?

このように考えると、今の自分が現状の思考に囚われているのが少しずつ嫌になってくるのではないかと思います。

そこで、

まずは一歩踏み出すこと

です!

勇気が必要なことかもしれませんが、その一歩を重ねることでしか、現状を大きく変えることはできません。

ただ、最初からリスクをとって大冒険に出かける必要はないわけです。

まずは今まで同じ行動を繰り返すのではなく、豊かな未来を探しながら自分を変えていくことが、自分らしく居られる場所や、能力を開花させる職場を見つけるヒントになるのではないかと思っています。

ヒント3:ゴールを描き目標を見定める

最後にお伝えするヒントは

「ゴールを描くこと」と「ゴールに基づいて目標を見定めること」

です。

ゴールというのは、コーチングにおいて重要な概念となります。

ここでは「本当に心から達成したいと思える目的地」「今のままの生活を続けたら絶対にたどりつかない状態」と考えてみてください。

そしてゴールを設定することで見えてきた目標達成に向けて仕事をしていく姿勢こそ大事なんですね。(現時点で考えられる目先の目標ばかりに囚われるのはNGです)

ゴール設定→目標設定→現状を書き換える仕事術

例えば「生まれ育った愛着のある地域で、至る所において子どもたちが楽しそうにイキイキと生活している状態」を一つのゴールとして設定したとします。

そんなゴールを設定するからこそ「この道は車通りが多くて道が狭いので危険だな」「子どもたちが自由に遊び回れる公園が少ないな」ということが気になり始めて、学びを深めたり具体的な行動を起こしていくことができるわけです。

そして、職場選択をするときに「市役所に勤めることはできるのか」「まちづくり関連のNPOに就職先はないのか」「自分で団体を立ち上げることってできないのか」「まずは子ども食堂を始めるところからやってみよう」と考えることができます。

そして、やってみると学びや気づきが得られるので、それらを元にまたゴールを更新して目標を設定して現状を書き換えていく。

これが、「自分らしく働く」「自分以外の人と協調しながら働く」ということだと私は考えています。

「とりあえず」思考を手放そう!

このように「ゴールを設定すること」「ゴールに基づいて目標を見定めること」が重要なのにも関わらず、多くの人は「現時点で考えるちょっとマシな未来」を実現するために「目標」を探してしまいがちです。

「ちょっと〇〇でもしてみようかな」「とりあえず〇〇の資格を取っておこう」というような感じです。

これが絶対にNGというわけではありませんが、「ちょっと」「とりあえず」くらいならOKだとして、いつまでも現状に縛られてしまうといいことは全くないと私は考えています。

人生時間は限られている中で、自分にとって大切ではないことに時間を割いていると、あっという間に年を重ねてしまいますからね!

まとめ 社会福祉士の需要と将来性→迷いを消す方法

今回お伝えしてきたのは、

働き方を考える上で「自分らしくいられる場」で「他者と尊重し合える場」を選択することが大事

だという話をしてきました。

そのための3つのヒントとして

  1. 「不安は未来をより良くするための予兆」
  2. 「社会は激変する→夢も自分自身も変化させる」
  3. 「ゴールを描き目標を見定める」

についてお伝えしました。

たった一度きりの人生を豊かなものに

職場や働き方を選択するときに、自分にとって一度きりの大切な人生を豊かにするための「仕事」だということを忘れてはいけないのではないかと私は考えています。

自分を犠牲にして人生時間を無駄にしてしまう選択をするのはオススメできません。

ただ、将来の働き方について、

「これが正解」というものもない

んですよね…。

そして自分で情報収集して今の状態を大きく変えたり挑戦をするのが怖いと感じる方もおられるかと思います。

実は私自身もコーチでありながらゴールを一時期完全に見失って、年単位で迷いを抱えた経験があるので、「怖い」「苦しい」という気持ちは少しわかる気がします。

怖い気持ちはどこからきたの?

ただその「怖い」という気持ちは、過去に誰かに植え付けられてきたものではないかとも思うんですね。

「怒られる」「馬鹿にされる」という経験から、私たちは自信を失ったり自分の意見を言わないようになってしまうことすらあると思っています。

だからこそ大事なのは「安心できる場」です。

「失敗してもOK」だからこそ、挑戦し続けられる環境なのではないかと思っています。

失敗は怖い!だけど行動したい!

誰でも失敗は怖いですし、もちろん私も失敗したくありません。

でも、それでも行動したいと思えるゴールを設定することができれば、目先の「成功」「失敗」にとらわれず行動を重ねることができます。

また、本来失敗せずに成功続きの人生を送ることなんてできないですよね?

誰でもはじめは実力不足で迷ったり困ったりするのを助けてもらいながら生きていくわけです。

そう考えると、

ゴールに基づいて「自分がしたいこと」「誰かの役に立てること」について考えていくこと

が大事です。

それが、大切な人とのつながりを生み出し、困った時に支え合い助け合える関係になっていくわけです。

誰かの役に立ちたい気持ちを大事に

また、仕事という文脈でいうと、相手にサービスを提供して価値を受け取ってもらい、対価を得ることができるわけです。

働いて得たお金を使って、また自分や大切な人との生活の基盤を整えていく。

この

「誰かのために」「誰かと共に」行動することの循環が、私たちに豊かな生活をもたらせて、持続可能な幸せを紡いでいくのではないか

と思っています。

また、具体的な職場選び・職種の選択ばかり考えると、将来の不安に対処するどころか人生において大事な時期に迷走状態になってしまうことがあります。

だからこそ、まずは大きく全体を見渡した上で、徐々に細部のことを決めていくことがオススメです。

つまり、「人生で大事なことは何か」「自分にとって豊かさとは何か」ということを考えつつ、「仕事のこと」「お金のこと」「家族との関係」「趣味のこと」などのバランスをとっていく。

その上で「職場選び」「職種選択」について向き合うことで、失敗しないあなたらしい働き方を見つけ出せるようになると私は考えています。

今回お伝えする内容はここまでとなります。

最後まで読み進めていただきありがとうございました。

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