10年先を見据えた社会福祉士の資格・専門性・キャリアを活かせる仕事の選び方
Contents
社会福祉士として最高の自分に出会える仕事の選び方
それではここまでの内容を踏まえていただいた上で、最高の自分に出会える仕事の選び方について一緒に考えていきましょう!
仕事選びは重要!時間をかけて丁寧に考える
まず職業選択や職場の選択って、時間をかけてでも丁寧に考えることが大事だと私は考えています。
なぜかというと、シンプルに仕事をする時間って長いからです。
時間が長い分、人生の充実度にかなり大きく影響を与えるのが仕事です。
そして、選択した仕事は長ければ数年、数十年を継続する営みになりますよね?
もし、労働時間が1日に8時間程度だとして、それを月に20日以上、この先に10年と考えるといかがでしょうか?
ここで仕事内容や仕事をする場が自分に合わなかったりやりたいものではなかったら、
あなた自身の才能や可能性を開花させることができないまま、ずっと我慢をして苦しみ、結果も残せない状態になってしまうリスク
があります。
社会福祉士として何に取り組み何を積み上げる?
では、これからの10年のことを考えて、どんな役割を果たし、何を積み上げていたいと考えますか?
私たちは誰もが「本気でやりたい」と思ったことに対して向き合い続ければ、全力で行動を積み重ねて失敗をしながらも、そこから学びと気づきを得て成長を遂げることができます。
社会福祉士として自分の役割に誇りを持ち、クライエントに向き合い社会を変革していく
そう考えて行動を積み上げることもできます。
まぁそれなりに働いていけばいいか
そう考えることもできます。
どちらが自分が望む人生なのか…
私はこのようなことに向き合いつつ、10年後の最高の自分を想定してリアルに描くこと。
そこに至るまでのプロセスも含めてリアルにイメージして、今すべき選択ができるようになれば、どんな壁が立ちはだかっても乗り越えていける。
私はそう確信しています。
社会福祉士の一般的な就職先
では次に、参考情報として社会福祉士の一般的な就職先を見ていきます。
- 地方公共団体
- 地域包括支援センター
- 病院
- 介護施設
- 介護老人福祉施設
- 特別養護老人ホーム
- 障害者支援施設
- デイサービス
- 児童福祉施設
このほかにも社会福祉士が活躍しているフィールドはたくさんありますし、今後もその活躍の場は広がっていくと考えています。
ただ私は、「雇われて働くこと」だけが社会福祉士としての役割を果たす選択肢ではないと考えています。
独立起業を視野に入れて行動する人
も増えていくでしょうし、地域活動やボランティアなどでも社会福祉士の専門性は活きてくるでしょう。
今後求められる社会福祉士の役割
これから社会福祉士としての専門性を活かして働く場がたくさん増えてくると言いました。
もしかすると、多様な課題が複雑に絡み合う中で、生きづらさを抱えたり、その中で孤立してしまう方が増えてくる可能性があるんですね…。
ヤングケアラーという言葉を聞いたことはありますか?
社会福祉士の方だったらご存知かもしれませんね…
社会福祉士とヤングケアラー支援
ヤングケアラーとは、
例えば
- 障害や持病を抱えている家族がいて炊事・洗濯などを担っている子ども
- 幼い妹や弟の世話をしていて、勉強する暇もない子ども
- 認知症の祖父母が同居していて、介護サービスにつながっておらず、その介護を担っている子ども
(あくまで「例」ですが、)このような状況で困難を抱えている子どもたちのことを言います。
ではヤングケアラーに対して社会福祉士が果たせる役割はなんでしょうか?
子どもたちの話に耳を傾け、その状況について丁寧に聞き取り、状況を分析しながら働きかけていくこと。
複雑に絡み合った状況に対して何が必要かを見極め、効果的な介入をしていくこと。
「誰に」「何を」「どうやって」支援していくのか?
また、どんな制度やサービスを使えるのか。
必要な制度やサービス、使える資源がなければどうするのか?
あらゆる手段を駆使して社会に働きかけて、目の前の子どもが日々の充実を感じ、穏やかで満ち足りた生活を送れるように…。
それが私たち社会福祉士の役割なんですね!
まとめ 社会福祉士として資格・専門性・キャリアを積み重ねる最高の働き方とは?
ここまで、社会福祉士の資格を活かして働くのであれば、
10年先を見据えて行動することが大事
だということ…。
そして、
自分の役割を自分で見定め、必要な行動を積み重ねて成長を遂げて、社会に対して役割を果たせるようになる
ということ。
このとき大事なのは「自分としっかり向き合うこと」だと考えています。
社会福祉士として自分としっかり向き合う!
何かを考えて具体的な決断をする前に、まずは自分の声を聞くこと。
胸に手を当てて、「本音」にじっくり耳を傾けてあげることです。
誰かに「こうしろ」「ああしろ」と言われることに従っていてはいけません。
あなたの人生はもちろん、全てあなたの思うようになるわけではありませんが、その中で
あなたが自分で自分の道を切り開くことが大事
だと私は考えています。
社会の中で振り回されることもあれば、足をすくわれそうになることもあるかもしれません。
その時に、「自分の声を聞くこと」「落ち着いて大丈夫だと言い聞かせる」こと。
そして、一つ一つ選択して行動してみることです。
すると見えてくることがあるはずです。
頑張っているうちに違和感を感じてきた…
もしかしたら、頑張った仕事をする中で違和感を感じることもあるかもしれませんよね?
または、行動する中で自分の将来のことなどについて迷いが深まることもあるかもしれません。
でもそれは、おそらく
あなたが行動したからこそ見えてきた
ということなんですね。
このような試行錯誤の中でこそ、「あなたの人生」が紡ぎあげられてきます。
そして、「そうだ!自分はこうしたかったんだ」という判断軸が出てきます。
その時に「社会福祉士」という資格や専門性の意味について考えてみるといかがでしょうか?
経験値や悩み苦しんだことそのものが武器になる
社会福祉士としてあなたが最高の働き方を選択し、その役割を最大限果たしていただけることを祈っています。
そして、同じ社会福祉士として、支え合い・高め合いながら連帯して行動し、社会をより豊かなものに変えていき、一人一人の笑顔を作り上げていきたいですね!
では、今回お伝えするのはここまでです。
最後まで読み進めていただきありがとうございました。
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