社会福祉士は食いっぱぐれない?資格取得後ひとり起業した体験談と裏話
今回はある質問にお伝えします。
「社会福祉士って資格を取得すれば食いっぱぐれないのでしょうか?
この質問、実は非常に多いのでアンサーしていきます!
実際、社会福祉士の国家試験受験対策講師をしていたときに、資格取得の動機について尋ねると「お金」「経済的な安定」を真っ先に挙げる人がかなりの割合でおられます。
結論としては
シンプルに私の意見は、「社会福祉士の資格を取ることと食いっぱぐれるかどうかは無関係」だと思っています。
今回の記事を読み進めていただくと、その理由がはっきりとご理解いただけるはずです。
また、今後を見据えて「お金の不安」を解消しながら「社会福祉士の資格」を活かしていくことの意味も一緒に考えていけたらと思っています。
私がなぜ社会福祉士・ソーシャルワーカーとして雇われるのをやめて起業した理由についても、体験談も語っていきますので、ぜひ考える材料にしていただければ幸いです。
これからのライフプランを描く上での参考になる情報を詰め込んでいますので、興味があるという方は最後までチェックしてみてください。
Contents
社会福祉士は食いっぱぐれる?結論:それとこれとは無関係!
まず最初に「社会福祉士の資格を取得していると食いっぱぐれないかどうか」の質問に私なりのアンサーは、
「食いっぱぐれません」
このひとことです。
ただ「社会福祉士の資格を取得して働いたら食いっぱぐれない」という話ではありません。
「資格を取得しようがしまいが本来は食いっぱぐれないはず!」ということが言いたいんですね。
どういうことなのか、詳しく見ていきましょう。
社会福祉士は食いっぱぐれる?そもそも食いっぱぐれるって?
「食いっぱぐれる」というのは「食う」「はぐれる」という言葉からきているようです。
はぐれるというのは「見放される」という意味があるということを考えると、「食いっぱぐれる」というのは「食べることから見放される」ということを意味するのでしょうか?
どういう場合に食いっぱぐれるか?
私たちが「食べることから見放される」というのは「お金がない時」とか「仕事がない時」なのでしょうか?
でもちょっと待ってください。
福祉系国家資格取得を目指したり、すでに社会福祉士としてご活躍の方にお伝えする話ではないかもしれませんが、日本には生活保護法がありますよね?
この法律が正常に機能していれば「食べることから見放される」ということはそもそもあり得ないはずです。
実は、社会福祉士が食いっぱぐれるかどうか不安な方の思いは「別のところ」にあるのではないでしょうか?
社会福祉士が食いっぱぐれる不安を抱えている?
もし、現在の日本で食いっぱぐれることが起こるということがあれば、「国が責任を放棄している」か「本人が何らかの事情で孤立化してしまっている」などの理由が背景にあるのではないか?
そう考えられますよね?
そんな状況を目の当たりにしたときに、社会福祉士として介入し、個別支援やソーシャルアクションなどを起こす。
これが社会福祉士・ソーシャルワーカーとしての考え方であり在り方だと私は考えています。
福祉専門職自身が食いっぱぐれるかどうかの瀬戸際に?
つまり、社会福祉士は高い意識を持ち、「食いっぱぐれるはずがない日本社会で食いっぱぐれそうな人を見つけて行動する役割」を担います。
そのために、学びと実践を重ねて知識やスキルを身につけて行動するわけです。
でも、「社会福祉士の資格をとったら食いっぱぐれないかなぁ」「社会福祉士の資格をとったけど食いっぱぐれそう」と思っている方の本当の不安は、「働いても暮らしがキツイ」という悲鳴なのではないでしょうか?
その悲鳴については心の底から同じ意見で、特に若い世代を取り巻く労働状況や家計は本当に厳しいですよね?
社会福祉士がお金の不安を抱える理由・背景
ここまでの内容を一度整理すると2つのポイントがあります。
「社会福祉士の資格を取得すると食いっぱぐれませんよね?」という不安を抱えている方には「食いっぱぐれませんよ」と安心していただきたいということが1つのポイントです。
そして、「もし食いっぱぐれている人がいたら、まさに社会福祉士・ソーシャルワーカーの出番ですよ!」というのがもう1つのポイントなんですね。
そして特にこの2つ目のポイントについては、もう少し深掘りをした方がよさそうに思います。
日本社会で働く私たちが抱える経済的な不安
そもそも「資格を取ろうが取るまいが食いっぱぐれない」ということがわかっていても「食いっぱぐれるかもしれない」「資格を取らないと食いっぱぐれてしまう」と考えてしまう…。
なぜそうなってしまうのか?
その背景には日本の社会・経済の厳しい状況があり、一人一人の生活が経済的にどんどん追い込まれている…。
そんな実態が垣間見えますよね?
福祉・介護領域で働く人たちの給料に対する不満
では、社会福祉士の資格を取得して働くことで、経済的に追い込まれることなく豊かな人生を送ることができるでしょうか?
これは例えば「金融業界」と「介護業界」などの平均収入を比較すると、ハッキリします。
福祉・介護領域でサービスを提供している人の平均的な給料の水準(これが全てを物語るわけではないですが…)は、低いですよね。
おそらく、これが「社会福祉士になれば食いっぱぐれないでしょうか?」という質問の肝なのではないかと思うんですね。
- 福祉の仕事がしたいけど、生活を安定的に維持できるのでしょうか?
- 大学で福祉について学んでいて、資格を活かして働きたいけど将来子供が欲しいです。お金が不安です。
- 福祉の仕事に興味があって転職を考えていますが、給料の面はどうなんでしょうか?
これらが「社会福祉士は食いっぱぐれるか」という質問の意味なのかと思うんです。
では次にその質問への回答することに加えて、「私が起業した理由」も併せてお伝えします。
社会福祉士を取得→ひとり起業を決断
私は自分の人生をより豊かなものにするためにお金を稼ぐことと、社会福祉実践をしてクライエントの人生を豊かにすることを「整理する」ことが大事だと考えています。
整理するってどういうことですか?
整理するというのは目的を分けて考えて、どんな目的のために何をするのかを考えるということです。
「お金を稼ぐ」ための行動に取り組むことと、「社会貢献」のための行動をすることの目的を分けるということですね!
社会福祉士の仕事とお金稼ぎを分けると一気に上手くいく
このように「目的」を整理して一つ一つの実践した方が、不要なストレスを抱えず集中して取り組めるのではないか?
起業を検討し始めた当時、私はそう考えました。
私は社会福祉士の資格を取得し、障害福祉分野・介護福祉分野で支援員や相談員を経験し、その後副業をスタートさせて収益の安定化を図り、起業しました。
その背景には、資格を活かして雇われて働くだけでは、豊かな人生も望む働き方もできないという不安があったんですね…。
やりたい仕事がある→でも経済的な不安もある
当時のことを振り返ると、将来について「やりたい仕事をしたい」という思いもありつつ、「経済的なことや家族のこと」なども考えて深い悩みと大きな不安を抱えていたことを思い出します。
実際問題として自分や家族の生活を支えるためにお金は必要です。
じゃあ、お金のためにどんな仕事でもできるかと自分に問いかけたとき、私の答えは明確に「ノー」でした。
特に福祉職で専門職としてのあり方を無視してお金を目的に働くことなんて考えただけで大きな苦痛でした。
目的は複数考えられる→バランスを取ればいい!
そこで、働くといってもいろんな目的を想定することができるのではないか?
「お金のため」「誰かの役に立つため」「社会参加のため」「自己実現のため」など、働く目的は様々なはず!
福祉の仕事を追求することと、お金を追求することを同時にやろうとするからバランスが取れなくなるんだ!
これが当時の私が出した仮説でした。
収入を安定させることやお金ことを考えて上司の顔色を伺い、目の前のクライエントさんのために全力で業務にあたることに限界を感じていたんですね。
そりゃそうですよね?いろんな板挟みで辛くなる…わかります。
私はいくらお金になるからといって、「自分がやりたくないこと」「結局、誰のためになるのかわからないこと」はやりたくない。
ある意味ではそんなわがままな思いを持った私が決断したのが「起業」だったんです。
社会福祉士の年収・需要・将来性を考えてひとり起業
私は今では「目の前の人に価値を届けて個人で小さく起業する方法」をビジネス活動として情報提供・アドバイスなどをしています。
また、「コーチ」「ソーシャルワーカー」の指導育成や、福祉実践も行う生活です。
これら、目的を整理して行動すれば「充実感は10倍」「ストレスは完全消去」「成長と望む結果が右肩上がり」という状態を作り出せすことができました。
社会福祉士は食いっぱぐれる?→理想の人生を生きる!
今回は私が社会福祉士として働き方に迷った時のいろいろな体験談を踏まえて「社会福祉士って食いっぱぐれるのか?」ということについて個人的な意見をお伝えしてきました。
結論として私は起業したわけですが、そこに至るまでに紆余曲折がありました。
ただ、お金を稼ぐためのビジネス活動でも、「お客さんのために価値を届ける」という姿勢を大事にしています。
これは、「福祉実践」で培った経験が生きています。
福祉・ソーシャルワーク実践においては、クライエントさんに価値を届ける意識でサービス提供をしています。
このように、「行動の背景にあるマインド」は共通していたとして、目的と行動を分けて整理することでお金の悩みと働き方の悩みを解消することができました。
今では「稼ぎやすさを追求してビジネス活動を行う」ことと「社会貢献を追求して福祉実践をする」ということをハッキリ分けて整理しているんですね。
ひとり起業するなら必要な学びと実践を継続することが重要
起業する前は「自分でビジネスをスタートさせるなんて本当にできるのか?」と思っていました。
ただそこは、学びと実践を積み重ねるうちに「なるほど」「こうやったらいいのか」ということに気づくことができました。
「立ち止まって悩んでいる」とわかりませんが「歩きながら考える」と自分を成長させることもできますし、修正と改善を重ねれば結果を掴み取ることができました。
その経験を活かして、今では個人でビジネスを立ち上げたい方や、社会貢献性の高い事業に取り組まれる方の相談にも乗る仕事も充実しています!
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それでは今回の内容はここまでとなります。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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